日本の未来のビジネスマンに生きた英語教育を

iinettoのCSR活動

 

2月21日(土)に弊社のCSR(Corporate social responsibility)の一環として、わたしの生まれ故郷である茨城県牛久市にある小学校にて、文部科学省の推進事業「土曜学校」の外国語クラスの講師をして参りました。

ビンゴの説明をするエリック
土曜学校でビンゴゲームの説明をするエリック

 

弊社の事業の一つの柱である「教育」

現在の日本の英語教育では、グローバルな感覚をもち、実際にネイティブとコミュニケーションできる英語を身につけることが課題です。
できる限り感性が柔軟な段階でグローバルな視点で物事を捉える感性を身につけてあげたい。
どういった教育プログラムでそれが実現できるか、我々の課題でもあります。

土曜学校の目的(文部科学省のウェブサイトより以下引用)
すべての子供たちの土曜日の教育活動の充実のため、地域の多様な経験や技能を持つ人材・企業等の協力 により、土曜日に体系的・継続的な教育プログラムを企画・実施する取組を支援し、教育支援体制等の構築を図る。

さらに詳しい情報はこちら
文部科学省  土曜日の教育活動推進プロジェクト
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/03/06/1344411_3.pdf

土曜日ならでは活きたプログラムがポイントです。

「平日の授業では、担任の先生がいるので比較的まじめに授業を受ける生徒も、土曜日は先生もいないので、元気いっぱいで自由に授業に取り組んでいますね」
と、現場のコーディネーターさんはおっしゃいます。

英語のコミュニケーションでは、まず大きな声で単語を繰り返し発音することが第一歩。
今回のクラスの生徒さん達は、本当に元気いっぱいで、彼らの欲求に正直に自由に発言していました。

 

言語を習得し、グローバルにコミュニケーションを図るということ

「真似して×理解して×他人と共通認識する」

エリックが行きの電車で面白い話をしました。

一つはよく聞く話ですが、日本人は完璧な英語を話そうとしすぎるということ。
欧米は様々な人種が混在している国です。
ノンネイティブも多くいる中、住んでいる人々は英語を自然に話し、コミュニケーションをとっている。
日本ではなかなか見られない光景です。

文法を完璧にゆっくりしゃべるコミュニケーションと、文法が多少おかしくても会話のキャッチボールが成立する。
どちらが流暢なコミュニケーションかといったら僕は後者だと思う。実際にアメリカに住んでいるノンネイティブはほとんどがそんな感じ。
僕の妻(日本人)だってアメリカ在住歴がもうすぐ30年になるんだけど、文法のミスはある。でもコミュニケーションは完璧だよ。 日本人ももっと文法なんか気にせず話したほうがいい。

 

もう一つは、語学を本当に習得するということについて。

語学を修得するということは、まず、誰かの真似をして発音し、それが何であるかを認識して、そして他人と共有認識すること。
日本語だってそうだけれども、幼児は何がなんだかわからないままとにかく母親のしゃべっていることの真似をして、単語を繰り返ししゃべりまくる。
そして実はそれが何であったかは後発的に知り、認識する。でもそれではまだ個人の中での認識だけであって、他人と共通(つまり一般的な)認識であるかはわからない。
だから、その覚えた言葉を実際のコミュニケーションで使って、共有認識する。
それが語学の修得。

エリックにとって「電車の窓」は「外を見るために透けているガラス」であるけれども、私にとって「電車の窓」は「外気の寒さから守るためのガラス」。
一つの窓をとっても人にはいろいろな感じ方があり、捉え方がある。
それはそれでとてもいいことだけれども、コミュニケーションを円滑に取るためには出来る限り言葉の意味は他人と共通認識していたほうがいいとエリックは言います。

英語と日本語、言語は違えども言語の修得のプロセスは同じなのです。
まず、繰り返し単語を発し、その単語をネイティブが一般的にどういった意味でとらえているかを知り、そしてネイティブとそれを共有する。だからネイティブとのコミュニケーションは必須です。

ただ、英単語帳で暗記して、文法書で英語を習得してトイックで満点をとったからといって、それは言語の修得ではないのです。

言語修得のステップ、「他人と共通認識をもつ」プロセスが必ず必要になります。
そしてそれは継続的に行わなければならない。

ビンゴの説明をするエリック

今回の土曜学校で見つけた二つの発見

・しゃべることへの「欲求」を高め、しゃべることで得られる「ベネフィット」を知ることで、羞恥心の壁を超え、彼らは素晴らしいパフォーマンスを発揮した。
・カタカナ英語をすでに知ってしまった高学年より、言語の修得数の少ない低学年のほうが発音の真似がうまい。

各クラス、アニマルビンゴゲームを開催したのですが、リーチがかかると無口だった子供たちの熱気が一気に高まり、「何の動物が出て欲しい?」と質問すると、大きな声ででてほしい動物の英単語を繰り返すのです。
これ、当たり前の行動かもしれませんが、でもすごいですよね。
欲しいと思う感情が羞恥心を超えるんですから。
「出て欲しい動物を言ってくれたら本当に出てくるかもよ?」というと、そのベネフィットを得れるという期待からまた、大きな声で英単語を繰り返していました。 海外での他言語のクラスの授業は、日本の英語の授業とは異なります。

 

ポイントは、「興味のあることをトピックに×言語習得をした後の良いイメージを体験させる」プログラム

例えば、実際にエリックがアメリカで受けたフランス語のクラスでは、実際にフランス料理をみんなで食べにいって、フランス語でオーダーするのです。

おいしいフレンチを食べれるという楽しみに加えて、実際にかっこよくフランス語でオーダーできたという体験が、言語を習得した後の良いイメージを持たせるのです。
そうすると、生徒はフランス語を話すことへの欲求を高めるんですね。海外の外国語クラスはそういったプログラムが多く取り入れられているそうです。つまり、使える外国語、ですね。

サッカーだって、ギターだって最初はただかっこいい、あんな風になりたいという単純な動機から本気へと繋がっていったものですよね。

 

iinetto のコミットメント

iinettoは、今後も継続的に土曜学校の講師をお手伝いさせていただき、彼らをロールモデルにどうやったら日本人が実際に使える生きた英語を習得することができるか模索していきます。

日本の未来のグローバル人材の育成に貢献し、日本経済の活性の一助となり、弊社の教育事業の発展に繋げるCSR活動を成功させることをコミットいたします!

 

最後にエリックの初「常磐線の旅」を記録した動画をお送りいたします!

 

東京を出発する時のエリック

初常磐線を体験するエリック

低学年クラスの授業の模様

帰りの常磐線でほっとした様子と満足感でいっぱいのエリック

We tell your story to the world!!


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Mia Omatsuzawa 大松澤実絵

Chief Executive Officer (CEO)One World Link Inc.
英語のコミュニケーションにお悩みの方、私にご相談ください。真のコミュニケーションを、心と心のコミュニケーションの実現をご提供いたします。 担当記事:主に英語のコミュニケーション、ライティングについての記事を担当。また、価値あるグローバルな情報をいち早く日本語で皆様にお届けいたします。      mia@oneworldlink.jp  Facebook(Mia Omatsuzawa) 
カテゴリーCSR

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