In honor of Martin Luther King, Jr. Day (Monday, Jan. 20)

キング牧師もPlain Englishを使われていた

アメリカでは、1月20日(月)、Martin Luther King Jr. Day(米国のキング牧師の記念日)でした。

I Have a Dream」(私には夢がある)で知られる有名なスピーチを行い、アメリカの人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)を終わらせるための非暴力抵抗運動を行った方ですね。

 

今一度、キング牧師のスピーチを聞いてみようと思い、ネット検索したところ、非常に興味深いサイトを発見。

キング牧師の有名なI Have an Dreamスピーチの音声に合わせて原稿テキストがスクロールしていくものを見つけました。

出てくるテキストは実際にキング牧師が書いたもので、スラッシュになっているところは、実際のスピーチでは話さなかった部分になっています。

http://freedoms-ring.org/?view=Speech

MLKJ

MLKJ1

また、Palin Englishで書かれてあること、そして、パブリックスピーキングをする上で大変参考になる良い例だと思いました。

 

素晴らしいポイント:

1. 声のトーン

2. 話すリズム

3. キーとなるフレーズを繰り返し使っている(I have a dream、Now is the time等)

4. 訴えの一貫性

5. 聴き手の観点で(心に入り込む)スピーチしている

人々を奮い立たるキング牧師のスピーチ、ぜひ聴いてみてください。

 

本Blogの英語

In honor of Martin Luther King, Jr. Day (Monday, Jan. 20). Here’s an interesting website that scrolls the text of Dr. King’s famous I Have a Dream speech together with the audio.

Crossed out text = planned but not spoken in the actual speech Italicized text = added to the speech on the spur of the moment

http://freedoms-ring.org/?view=Speech

A great lesson in: English
. Plain English

Public Speaking
. Tone
. Rhythm
. Repeating the key phrase (I have a dream)
. Building the case for his argument

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こんなに違う日本人の感覚と外国人の感覚

面白い、と思うコミュニケーションが、外国人から大批判を受けてしまう実例

昨日、下記のリンクの記事を読み、私は大変衝撃を受けました。
今回のこの騒動は我々日本人と外国人の感覚、受け止め方の違いの恐ろしさを目の当たりするものだったと思います。

すでに下記のリンクの記事の動画は非公開設定になってしまいました。
Youtube から確認できたサイトと動画のスクリーンショットも付けておきますね。

日本語の記事
http://realtime.wsj.com/japan/2014/01/21/%E5%85%A8%E6%97%A5%E7/

English Article
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/01/21/ana-ad-ruffles-foreign-feathers/

Youtube
http://youtu.be/mX7BvNS-GKA

photo

グローバルコミュニケーションの場で、人種の特徴をユーモアに利用することはビジネスシーンでは非常に危険です。
グローバルビジネスに向けた内容でないとしても、避けるべきですね。

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意外と知らない、英語と日本語のレイアウトの違い
 – Plain English Part10 –

貴社の英語版ウェブサイト、アニュアルレポートのレイアウト、ネイティブは違和感を感じているかもしれません!

英語と日本語の性質の違い

  • 英語のアルファベットは半角表記、日本語のひらがな、漢字、カタカナは全角表記が主流である
  • 英語は単語(ワード)単位で、日本語は文字(キャラクター)単位である

実は、これらの性質の違いが各言語の理想のレイアウトに深く関係します。

日本語は箱組といわれる、一行の文字数が一定であることが見やすく理想的なレイアウトです。

例:弊社ホームページのトップページです。 赤枠で囲んだ箇所をご覧ください。

一行9文字で一定しています。

3

箱組を英語に適用すると、このようにハイフネーションが入り文字間に不規則なスペースが入り、読みづらいレイアウトになります。

4

 

左寄せにすると… 2

 

ハイフネーション (ハイフン)を取ると更に読みやすくなります 。

5

 

左寄せのレイアウトは右に不規則なスペースが入るので、違和感を感じる方も多いかもしれませんが、ネイティブにとってはこれが読みやすいレイアウトとされています。

日系企業の英語版アニュアルレポートのお手伝いをさせていただく際、日本語と同じ感覚で箱組をご希望されるお客様が多いのですが、文字の性質やネイティブの観点を考えると箱組は理想的とはいえません。

米証券取引所(SEC)でも左寄せのレイアウトを推奨しています。

ご参考までマイクロソフトWord 2010でハイフネーションの設定する方法はこちらです。

1

知っていると知らないでは大きな違いです。読み手の観点で読みやすさを追求して行きたいですね!

引用元:米証券取引委員会(SEC)より http://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

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セミナー開催!2月1日(土)「世界の競合にプレゼンテーションで勝つための法則」

How to Wow:
Present Persuasively to an International Audience and Win Every Time
世界の競合に「Wow」と言わせるプレゼンでコンペを勝ち取ろう!

 

プレゼンテーションの悩みを抱えられている方、とっても多いと思います。
内容はとってもいいのに、伝えたい信念は素晴らしいのに、ああ!残念…というプレゼンテーションをやってしまった。また、ご覧になられた経験がある方いらっしゃいますよね。

プレゼンテーションに関するサイトや書籍は多く出版されていますが、魅力的なプレゼンテーション資料やプレゼンテーターはあまりいない。

理由は様々ですが

  • サイトや書籍には本当に求めている答えがないから
  • 普通のプレゼンテーションをしても人は感動しないから
  • あなたのプレゼンテーションに対する考えかたが間違って教育されてしまっているから

一度、固定概念を捨て、プレゼンテーションのありかた、手法についてブレインストーミング
しませんか?

今回は、弊社COOのエリック・ジャクソンが世界のプレゼンテーション、プレゼンテーターのケーススタディをご紹介しながら、皆さまの悩みを解決できる新しいプレゼンテーションの法則をご提供させていただきます。

詳細はこちらです!(画像クリックでPDFが開きます)
presentation※日英版は同じ内容にになります。(日本語は一部補足あり)

お申込みは必要事項(会社名・氏名・電話番号・メールアドレス)をご記入の上、メール(info@iinetto.com)にてご連絡ください。

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スティーブ・ジョブズも愛したタイポグラフィ
 - Plain English Part 9 –

何気なく好みで使用してしまっている欧文フォント。
実は使い分けの法則があるのです!

ご存知の方も多いかと思いますがMacにはWindowsに比べ多くのフォントが存在します。
スティーブ・ジョブズが大学中退後、その大学で自分の興味のあったカリグラフィーの授業にはまってしまい、それ故に「僕が大学を中退していなかったら、現在のあらゆるパソコンには豊かなフォントの機能は装備されていなかっただろう」なんていうスピーチもありました。

引用元: ウィキペディア:スティーブ・ジョブズ

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2011/09/post-337.php

フォントは文章を伝えるだけでなく、それに効果を持たせる機能を持ち合わせています。
我々は欧文フォントを何気なく使用している傾向がありますが、実は、フォントを使い分けることで視覚的効果を高めることが出来るのです。

米証券取引所(SEC)発行のPlain Englishガイドブックでもフォントの重要性について記載がありますのでご紹介いたします。

書体の種類

書体の種類にはセリフ体、サンセリフ体の二種類があります。

font1

セリフ体には赤丸のようにそれぞれの文字の端に小さな線が入っています。
セリフ体はサンセリフ体よりも読みやすいので、新聞や雑誌、一般的なテキストにはセリフ体を使用することが望ましいです。

サンセリフ体は、見出しなどに使用すると強調することができます。

下記が実際の例です。

font2

どうでしょう。
サンセリフ体の強調の効果に気づいていただけましたでしょうか。
また、セリフ体とサンセリフ体を使い分けることで、本文との見分けがつくので小見出しがぱっと視覚に入ってきますね。

日本語でも新聞や経済誌ではポップなゴシック体は使用せず、明朝体を使用することが一般的ですよね。 文章の内容によって日本語同様、欧文フォントを使用される場合にも内容によって使い分けをしてみてください。
引用元:https://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

一点要注意です!

あまりにもマニアックなフォントを使用すると発信先の環境にそのフォントが存在しない場合があります。例えばMacにしか存在しないフォントでウェブサイトを制作してしまったら、Windowsの環境で開くと、そのフォントはわけのわからないフォントに置き換えられてしまう可能性があるということです。

ウェブサイトやブログなど、多くの方が様々な環境で閲覧するケースでは、「伝えたい見た目を、読み手にそのまま効果的に見せる」という最終目的を見失わず、一般的なフォントを使用しその中で工夫してみてください。
(もちろんデザインを追求し、環境依存しない形式に変換するのであればなんの問題もありません。)

下記は一般的と言われるフォントの一例です。

セリフ体一般例:
Times New Roman

サンセリフ体一般例:
Arial
Verdana

下記に一般的なフォント例のサイトがありますのでご参考ください。
http://www.w3schools.com/cssref/css_websafe_fonts.asp

たかがフォント、されどフォントさまさまですね。

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訴求力を高める英文ライティング手法
–Plain English Part8-

英語の文章構造に忠実にライティングすることの重要性

過去のBlogでプレイン・イングリッシュにするライティングのコツの柱を

– 文章は短く(1センテンス20ワードが目安)
– 出来る限り専門用語は使用せず一般的な用語を使用すること

であることをお伝えして参りました。

本日は文章構造のコツについてお伝え致します。

学校英語で我々が初期に学習したSVOの文章構造を覚えていますか?
実はこれが英語をライティングする上でとても重要なポイントです。
英語のネイティブにとって自然な文章構造は我々日本人と違い「主語-動詞-目的語(SVO)」の順序です。
その間に余計な修飾語が入ることで、たとえネイティブであっても理解しづらい文章になってしまうのです。

下記はSVOが密接にライティングされていない文章をより密接にリライトした例文です。
(該当箇所は下線太字)

Before
Holders of the Class A and Class B-1 certificates will be entitled to receive on each Payment Date, to the extent monies are available therefor (but not more than the Class A Certificate Balance or Class B-1 Certificate Balance then outstanding), a distribution.

Beforeの文章では肝心な文章の目的語がなんとそんなところに…
読んでいる途中で文章の伝えたい骨子も曖昧になり、訴求力も失速してしまっています。

SVOを出来る限り、密接に関連させた文章にリライトした例はこちらです。

After
Class A and Class B-1 certificate holders will receive a distribution on each payment date if cash is available on those dates for their class.

文章の骨子が非常に理解しやすくなったと感じませんか?

本日はもう一つ、用語の使用方法のちょっとしたコツをご紹介します。

「respectively」の汎用は出来る限り避けてください。
なぜかは、こちらの例文を読んでいただければ歴然!

Before
The Senior Notes and the guarantee (the “Guarantee”) of the Senior Notes by Island Holdings will constitute unsecured senior obligations of the Issuer and Island Holdings, respectively.

最後の「respectively」まで読んだところで、文章をさかのぼって相互関係を確認されませんでしたか?
語数を切り詰めるために「respectively」を使用しましたが、結果として読み手の時間を節約するどころか、無駄にしてしまいましたね。

リライトした例はこちらです。

After
The senior notes are an unsecured senior obligation of the issuer, while the guarantee of the senior notes is an unsecured senior obligation of Island Holdings.

本Blogで繰り返し、「文章は出来る限り短いことが読みやすい英語」とお伝えしてまいりましたが、一番重要なプレイン・イングリッシュの目的は誰が読んでも理解しやすく、意図が明確に伝わること。ビジネス文書は特に、読み手の時間を無駄にしない、そんなライティングを目指したいですね。

iinettoは、本年も本Blogを通し、ネイティブの目線から、グローバルマーケットで勝てるコミュニケーション・ライティング手法を発信してまいります!

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12月27日(金)まで営業致します。

年末年始営業日のお知らせ

本年も残すところわずかとなりました。
多くのお客様との出会いがあり、素晴らしい一年となりました。

弊社の年末年始の営業日は下記の通りとなります。

年末: 12月27日(金)  18:30まで
年始: 1月6日(月)     10:00より

休業中のお問い合わせについてはinfo@iinetto.comまでお願い申し上げます。
1月6日(月)より順次ご返信させていただきます。

Plain English -Part 7-英文ライティングをちょっとしたコツでレベルアップさせる法則 第二弾!

冗語をシンプルに言い換えることで格段に読みやすい文章に!

出来る限り能動態を使用して英文をライティングすることで読みやすく、訴求力のある英文にすることができるというお話を「Plain English -Part 5- あなたの英文ライティングをちょっとしたコツでレベルアップさせる法則」にてご説明させていただきました。

でも、能動態ばかりの文章を書ことうすると主語が重複し、「I work…  I would…  I need…」という私が、私が、私が、という単調な文章になってしまう。その解決法について一つご提案です。
文章の中に疑問文を盛り込んでいく手法です。

例:
. Won’t I sound too aggressive or rude if I use the active voice?
. How do I keep from using the pronoun “I” in every sentence if I communicate with a client or co-worker using the active voice?
. Wouldn’t using the passive voice be better when giving bad news?

是非、実践してみてください!

さて、本日の本題ですが、Plain Englishの指標の一つである文章に含まれる理想の単語数は覚えていらっしゃいますでしょうか?
平均20ワードが一息と読み切ることができ、すっと頭に入ってくる文章の長さとされています。
例えば、日本語の学校英語で習う「despite the fact that」という言い回しを使用したらそれだけで4ワード。
これを同じ意味を持つ「although」に書き換えてしまえばたった1ワードで完了です。

他の具体例もご紹介いたします。

Before(冗語) After(シンプルに言い換えた場合)
 in order to  to
 in the event   that  if
 subsequent to  after
 prior to  before
 despite the   fact that  although
 because of   the fact that  because, since
 in light of  because, since
 owing to the   fact that  because, since

こうやって見てみると、書き換えられた単語はさほど多くなく限定されていますね。

英語は日本語と違って、一つの単語に多くの意味を持ちます。
英文ライティングを向上させるには、多くの単語を覚えるよりも、一つの単語に多くの意味があることを知り、それをうまく使い回せるようになることが近道です!

次は実際の文中で受動態かつ冗語が使用されている文章をリライトした例です。
(下線太字が該当箇所)

==============

例文1:
Before
The following summary is intended only to highlight certain infor­mation contained elsewhere in this Prospectu

After
This summary highlights some information from this Prospectus.

例文2:
Before
Machine Industries and Great Tools, Inc. are each subject to the information requirements of the Securities Exchange Act of 1934, as amended (the “Exchange Act”), and in accordance therewith file reports, proxy statements and other information with the Securities and Exchange Commission (the “Commission”).

After
We file annual, quarterly, and special reports, proxy statements, and other information with the Securities and Exchange Commission (SEC).

=============

Afterの文章の方が、劇的にワード数が減り、読みやすい文章になっていることがお分かり頂けると思います。

日系企業様の原文IR資料を逐次訳すると、どうしても冗語の使用が増えてしまいます。そこで、Plain Englishにために出来る限り冗語をシンプルな単語に置き換えます。
そうすることで、理解しやすく、明確な(誤解のない)英文にすることが出来ます。

原文の書き手からすると「その事実により(because of the fact that)」という単語が、ただの「because」だけに翻訳されてしまうと、原文の主旨が誤って読み手(ネイティブ)に伝わってしまうのではないか?と不安になられるかもしれません。過去そういったご指摘を何度かいただいたこともございます。

Plain Englishは、米国で国策として推奨されており、1933年証券法に基づいて登録している米国証券会社にとって、いまや法的義務であり、米証券取引委員会(SEC)は、1998年(平成10年)にその規則を採用しています。
英国でも多くのガイドラインが発行されており、Plain Englishの査定機関もあります。

本Blogを読んでいただき、質の高い英文ライティングが逐次訳ではなく、このようなテクニックを使ってライティングをすることが重要であることを少しでもご理解頂ければ幸いです。

引用元:米国証券取引委員会(SEC)
Federal Plain Language Guidelines
http://www.plainlanguage.gov/howto/guidelines/FederalPLGuidelines/index.cfm

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英会話でおもてなし

会話の題材にはFORMを使うと便利!!

昨日は私が所属する経営者の会、パッションリーダーズの定例会に参加いたしました。
今回はなんとミスインターナショナル世界大会2013の東京開催記念、美と情熱の饗宴と題して盛大に行われました。

大変光栄なことに弊社役員のエリックは英語司会をお手伝いさせていただきました。

World_Receptionの風景圧巻のミスインターナショナルの美女
68か国のミスインターナショナルが、出席者の座るテーブルに25分間同席するという夢のような演出もあり、その時間の会話を有意義なものにしていただければと英会話のちょっとしたコツをご紹介させていただきましたので、Blogでもご紹介させていだきます。

Conversation Tips/Hints

Some simple greetings (最初の挨拶用) “英会話でおもてなし

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Plain English -Part 6- 日本語のライティングでも使えるPlain Englishのガイドライン

会議や打ち合わせで社内用語や業界用語、専門用語を乱用されて困った経験ありませんか?
お客様に伝わる言葉を選べていなかったら、それはマイナスイメージなコミュニケーション

Plain English(プレイン・イングリッシュ)をご存知ですか? -Part2-」でご説明させていただいたルールの一つに「専門的な用語は使用せず、一般的な用語を汎用する」というガイドラインがあります。そして、抽象概念ではなく、具体的な用語に置き換えていくことで更に読みやすい文章にすることが出来ます!

たとえば、金融業界を例にとってみます。

ミューチュアル、ファンド、クーポン債、外貨取引…。
抽象概念の用語の宝庫ですね。 “Plain English -Part 6- 日本語のライティングでも使えるPlain Englishのガイドライン” の続きを読む