翻訳 vs. コミュニケーション
偉大なイノベーションを世界に発信する真のコミュニケーション

Innovation Weekendから学ぶ、世界の壁と言葉の壁

サンブリッジベンチャーズが主催し、日本・米国・英国の11の将来有望なスタートアップ企業が参加したInnovation Weekendが東京で開催されました。

世界各地で開催されたInnovation Weekendでの優勝と準優勝したスタートアップ企業が一同に介した東京での決勝戦。

「Be global, or die local」(日本語に置き換えと「世界へ行くか、現状で終わるか!?小さくまとまらず、世界に羽ばたこう!」るといったところでしょうか)といったコンセプトを掲げたこのInnovation Weekend。
世界中から集まるイノベーションが刺激しあうことで、更に新たなイノベーションが生まれていくことは、素晴らしいですよね!

Innovation Weekendの詳細については、こちらのリンクからご覧ください。

「Be global, or die local」をコンセプトのもとに東京で開催されたこのイベントで、選ばれた上位3位は、実はすべて日本のスタートアップ企業。
特別賞に選ばれた米国のFitnessCubed社は、開催者側の選考による受賞でした。 “翻訳 vs. コミュニケーション
偉大なイノベーションを世界に発信する真のコミュニケーション” の
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ソーシャルメディアを通じて投資家を見つける

Make Leaps創業者Jasonから学ぶ、日本と違うシリコンバレーの新常識

私の友人経営者である、Jasonの経営するMakeLeapsでは、クラウド上で見積書、発注書、納品書、請求書、領収書などの帳票を作成・郵送・管理できるツールを提供しています。社内の経理、総務業務を自動化するシステムを低価格で実現しており、既に国内15,000社以上に導入されています。

先日シリコンバレーから帰国したばかりのJasonから興奮した様子で連絡をもらいました。
シリコンバレーの力強い風が感じられる、いつにも増してパワー全開のJasonから、彼が感じた今回のシリコンバレー出張について興味深い話をたくさん聞くことができました。

皆さま、AngelList(エンジェルリスト)というサービスをご存じですか?
AngelListは、スタートアップ企業に投資したエンジェル投資家が自らの過去の投資実績を公開し、そして、投資してもらいたい起業家が株主情報を実名で公開するサービス。有名なエンジェル投資家といえば、「LinkedIn」創業者のリード・ホフマン氏。
彼は、AngelListで最もフォロワーが多く、ホフマン氏のページを見ると、同氏が個人的にどのようなスタートアップ企業に投資したか分かるようになっています。
また、同氏が個人的に1年間で2,500万円程度のエンジェル投資を行なう意思があることや、関心領域や出資後のフォロー内容などが分かるようになっています。
Jasonはこのサービスを通じて、今年の夏に75万米ドル(日本円で約8,900万)の融資を受けることに成功しました。
そして、これまで面識のなかったその投資家に会いに出張に出向いたわけですが、彼はシリコンバレーの様々なベンチャー企業のスタートアップシーンに刺激を受けてきたようです。
この滞在を通して、Jasonが感じた、シリコンバレーと東京の違いをJasonのブログで紹介しています。
日本の皆さまにも是非、知っていただきたい情報が盛りだくさんでしたので一部抜粋してご紹介させていただきます。

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年末年始営業日のお知らせ

弊社の年末年始の営業は下記の通りとなります。

年末: 12月29日 (月)  正午まで
年始:  1月5日   (月)    10:00より

休業中のお問い合わせについてはinfo@iinetto.comまでお願い申し上げます。

1月5日(月)より順次ご返信させていただきます。

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中小企業にとって無駄な広告

Thing too Costly

費用対効果の悪いトレンドを生むための広告

 

広告の神様、デイヴィット・オグルヴィが称賛するクロード・ホプキンス氏著 『Scientific Advertising』 ダイジェスト版。
第十章のテーマは「費用対効果の悪い広告」についてです。

広告は、高価な物。
湯水のように予算をつぎ込むことはいとも簡単で、そして莫大な金額を次ぎ込んでもまったく成果がでないこともあります。
そんな中でも、実は特に費用対効果が良くない分野があるとホプキンス氏は説明します。

インターネットがまだ存在しない100年前、情報発信は非常に高価なもので、しかも発信する媒体(メディア)も限られていました。
現在は、ホームページのみならず、ブログやフェイスブックを通じて、企業も個人も自分の考えを安価に簡単に発信することができます。
そのため、100年前に不可能だったことが、現在では比較的実現可能になってもいるケースもあることを補足します。

ニッチな潜在顧客へのアピールよりも、幅広い潜在顧客へアピールする

ここで、ものすごくシンプルに考えてみましょう。
たとえば、石けんの広告を作るとします。
もし、その石けんは、美肌効果の他に、実はアトピーに効果的だとします。

あなたならどのポイントをアピールするべきと考えますか?

アトピーに悩む人の悩みは深く、もしその石けんが効果的だと知れば、買ってくれます。
しかし、アトピーに悩む人の数は未知数です。
美肌行効果はほぼすべての女性へのアピールポイントとなります。

この場合、アトピーにアピールポイントを絞ってしまうことは、ディープなファンを得ることにはつながるかもしれませんが、費やした資金を満たすだけのリターンを得ることは難しくなります。
出来る限り母数の大きなターゲット層にアプローチすることがマーケティングで一般的ですね。

 

トレンドを作るのは高くつくと知る!

「人の行動パターンを変える」ことが必要な製品を売るための広告は特に高くつきます。

たとえば、歯磨きをする習慣がないエリアの人たちに、歯ブラシを売る場合、まず歯磨き文化を根付かせる必要があります。
このように「新しい行動パターン」を生み出す必要がある商品のマーケティングは、すぐに結果を出すのが難しく、さらに莫大な費用が掛かります。

さらに、同様に、潜在顧客を教育することは高価すぎる投資であるとホプキンスは主張しています。
歯磨きの例を使うと、「歯磨きをすることは大切である」という意識を根付かせる、という部分です。

もしも、「新しい行動パターン」を作り出すことが必要だと判断した場合は、業界内で協力して複数のメーカーで協力することが必須。
一企業で行うには荷が重すぎます。
さらには、政府の動向にも注目をする必要があります。

たとえば、生活習慣病予防への取り組みを、政府や自治体主導のキャンペーンが行っている場合、そのトレンドにのってしまえば、生活習慣病予防効果のあるとされる商品は、莫大な広告費用をかけずに売ることができますよね。(例えば特保のお茶なんかがいい例ですね)

ここでしっかり抑えておきたいのが、新しいトレンドをゼロから作ること(人々に新しい欲求を植え付けること)と、潜在的に存在するトレンドの掘り起こし・流れに乗ることは、別物だということです。
人々に新しい欲求を植え付けるのは、非常に労力・費用が掛かるため、通常、費用対効果が高くありません。

トレンドを作ることでも、潜在顧客を教育するのでも、莫大な資金が掛かります。
インターネットのない100年前には、不可能に見えたでしょう。
しかし、時代は変わり、当時に比べれば、潜在顧客の教育もトレンドを作ることも比較的実現可能になったかもしれません。

ただ、気をつけておきたい点があります。

このようなキャンペーンに莫大な資金と労力を掛けて成功したとします。
その暁に恩恵を得るのは、自社だけではなく、同じフィールドで活躍する競合相手も同様であるということです。

 

引用元:

Scientific Advertising

http://www.scientificadvertising.com/ScientificAdvertising.pdf

 

 

第十章のマインドマップ

Scientific_Advertising_Ch10

マインドマップをご存知 ですか?
イギリスの著述家、Tony Buzan(トニー・ブザン)が提唱した思考・発想法の一つです。
頭の中で起こっていることを視覚化し、思考を整理し、発想を豊かにします。
マインドマップを描くことで、記憶力が高まる効果も得ることができます。
今回のシリーズでは全章に僕が描いたマインドマップを掲載します。
ただ、このBlogを読むだけでなく、クラウド・ホプキンス氏のバイブルを、僕のマインドマップを参考に、
ご自身の中で視覚化し、想像し、連想しながら展開していってみて下さい。
そうすることで、今回の学びを実際の生活や仕事に活用できるようになります。
それでは次は第十一章で!

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瞑想は実業家の新常識!Googleやインテル 大手IT企業も続々導入

マインドフルネスを武器に、変化の激しいビジネス社会を生き抜く

欧米の企業役員や実業家などの成功者がジョギングや読書を好んでいることは、良く知られていますよね。
(弊社Blog「成功者が寝る前に行う6つの習慣」でもご紹介させていただています)

近年では、メディテーション・瞑想を行う人も多いという話しを耳にされる機会も多いのではなでしょうか?

私の尊敬する女性経営者の一人である、「ハフィントン・ポスト」の創業者アリアナ・ハフィントン氏は、瞑想をたしなむ実業家としても知られています。
アメリカ西海岸で毎年行われるカンファレンス「wisdom 2.0」においてアリアナさんは、マインドフルネスが怪しいただの流行ではなく、「メインストリーム(主流)」であると発言し注目を集めました。
最近また瞑想を推奨するアリアナさんの投稿を拝見し、是非皆さまのビジネス効率化のお役に立てばと思いご紹介させていただきます。

実はマインドフルネスは、IT大手のGoogleやインテル、そして、ゴールドマンサックスでも、社員福利厚生の一部として採用されている、注目しないわけにはいかないトレンドです。
今年の初頭には、TIME誌でも表紙を飾りました。

このマインドルフルネス(Mindfulness)とは、「瞑想」そして「気づき」を柱とした、ライフスタイル。
もともと仏教から派生していますが、宗教色がまったくない形をとっていることも多くあります。

宗教色がない場合が多いというのも、その起源に由来します。
マインドフルネスが米国で注目され始めたのは1970年代。
もともと慢性的な痛みを持つ入院患者や、末期のがん患者の痛みのコントロールおよび生活のクオリティオを向上させることを目的にMBSR (Mindfulness-based stress reduction)というプログラムが開発されたのがきっかけでした。
このプログラムは、鬱病にも効果的であるとして、欧米では実際に治療にも取り入れられています。

無の境地を目指さず、ありのままを認める

瞑想といえば、「無の境地」。 “瞑想は実業家の新常識!Googleやインテル 大手IT企業も続々導入” の続きを読む

1カ月後にはFacebookが無料マーケティングツールでなくなる?!

貴社の顧客データベース、Facebookがなくなっても確保できてますか?

ソーシャルメディアは現代のビジネスに欠かせないツールといわれるようになって早数年。
中小企業から大企業まで、FacebookやTwitterをマーケティングツールとして有効活用するノウハウを日々模索し続けています。

実際に、米国でソーシャルメディアを使ってマーケティングを行っている中小企業の80%が、Facebookを最も活用していると答えています(次いでLinkedIn およびTwitter)。
Facebookを使用する目的は多々ありますが、「顧客の獲得」、「ネットワークの構築」、「ブランドの知名度の向上」が主な理由として挙げられています。

日本企業にとっても、今やFacebookが重要な「顧客データベース」となっているのではないでしょうか。

しかし、Facebookや人気ブログプラットフォーム(アメブロなど)は、自社のコントロールが及ばない「顧客データ管理システム」であることを認識していますか?
自社の顧客データベースを、他社に提供しているといっても大げさではないでしょう。

まだ日本ではあまり大きく取り上げられていませんが、先月初旬に発表されたFacebookの方針変更は、Facebookを使用した顧客ベースの構築について、考え直すきっかけになりそうです。

欧米ではこの方針変更についての様々な意見、見通しの記事が、ここ1週間行き交っております。

無料マーケティングツールの終焉

Facebookは、来年の1月より、有料広告オプションを使用せず(つまり通常のタイムラインへの投稿を使用して)投稿される広告的な内容については、ニュースフィードへの表示を大幅に削減することを発表しました。

つまり、今まではFacebookに無料で投稿し、顧客を商品販売ページに誘導できていたものが、有料広告を使わないと効果的に商品の販売が行えないようになってしまうのです。

これは、Facebookを主なプラットフォームとして小売りを行っている企業にとっては(たとえば、Facebookに商品をアップして、リンクを張り、そこから購入ページに誘導し購入する仕組み)、Facebookが無料・格安で使用できるビジネスツールではなくなることを意味しています。

ある中小企業では、従来に比べ通常投稿(有料広告をしない無料投稿)を通した売上が、すでに激減しているということです。
今年、有料広告に毎月$1200投資した事業主の女性は、来年Facebookを使用して事業を続ける場合、毎月$1500支払わなければ同年同様の売上は見込まれないと算段しています。

さらに、今回の方針転換は、Facebook上で商品を販売していないビジネスにも大きな影響を与えます。

Facebookを使用したビジネスの弱点

弊社の過去のblogでも紹介しているのですが、Facebookをビジネスで使用する際に問題になってきたのは、顧客データベースは誰のものかということです。
(詳しくはこちら 「なぜ自社Blogである必要があるのか?」)

Facebookのモデルでは、基本的にプラットフォームを「借りて」顧客データを構築している形になります。
そのため、必死で増やした「いいね!」、つまり 顧客データベースも「借りて」いるプラットフォーム上に存在する限り、Facebookの一存で削除されることや、使用できなくなることがあり得るのです。

今回のFacebookの方針転換から、この「Facebookの一存」が実際に起こりえること、そしてその影響が多大であることを我々はキャッチしなければなりません。

無料で簡単なマーケティングツールとして、多くの企業がその活用方法を模索している中でのこの発表。
今後ソーシャルネットワークを使用したビジネス全体にどのような影響がでるのでしょうか….

顧客データベースは他社のプラットフォームに依存せず、自社で構築することをお薦めします。

自社で構築する方法については、今後のBlogでも改めてご紹介させていただきます。

顧客データベースは、企業にとって命綱です。
他社のプラットフォームを使用するということは、大きなリスクであり、自社の財産を構築できていないことをお忘れなく。

引用元: The Wall Street Journal
New Facebook Rules Will Sting Entrepreneurs
http://online.wsj.com/articles/new-facebook-rules-will-sting-entrepreneurs-1417133694

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Crazy Egg社のコンバージョン率が363%までアップした理由

世の中のマーケターが思い違いをしている致命的ポイント

 

広告の神様、デイヴィット・オグルヴィが称賛するクロード・ホプキンス氏は、
広告の文章は、短いコピーだけよりも、潜在顧客を納得させるだけの十分な材料(文章)が必要である と説いています。
(詳細は弊社Blogにて「なぜ、短いキャッチで製品は売れないか?広告で顧客を説得するためには!」)

Business Insider でそれを実証する記事「Why Short Advertising Copy Does NOT Sell More(なぜ広告の短いキャッチコピーで製品は売れないのか)」を見つけましたのでご紹介いたします!

 

マーケティングの大半は、リサーチと知識と正確なデータに基づいて行われています。

しかし、マーケティングを十分に勉強し、理解していないマーケターは、本人の意見や憶測を基に判断をしてしまう傾向があり、それは多くの思い違いを引き起こしています。

思い違いの代表例は、現代人は「簡潔なコピー(文章)を好んでいる」という点です。

その理由として、現代人は….

1、    文章を読むことを好まない
2、    限られた時間しか、文章に興味を持っていられない
3、    短い文章を読む習慣がついている
4、    溢れるメディアチャンネルに翻弄されている
5、    携帯やタブレットつい見てしまう習慣がある

確かに、現代人のこれらの傾向は間違っていない。
でも、これが理由で短いコピーのほうが売れるという結論には結びつきません。

 

全ては相対性理論である

優秀なマーケターとそうでないマーケターの違いはなにか。
それは、「どんな文章が長すぎるものであるのか、どんな文章が短いと感じるものであるのか」判断するのは、ターゲットである潜在顧客である、ということを知っているか知っていないか。
そこが決めてです。

ディカプリオ主演の、長編映画「タイタニック」を、10代の恋する女性が見れば、3時間を苦と思わずに見終えてしましょうでしょう。

人は不思議なもので、おもしろい!と思ったものに対しては、もっと知りたいという欲求を生み出します。
そして、興味がないと感じたものに関してはそれ以上知りたいだなんてもちろん思いません。

いいものに対しては、十分すぎると思うことはなく、そして、悪いと判断したものに対しては、すぐにお腹一杯と感じるものですね。

相対性理論を説いた、アルベルト・アインシュタインのTシャツにこう書いてあります。
「熱いストーブの上に座るとそれは一時間にも感じる苦痛な時間である。しかし、美しい女性が隣に座っている一時間はたったの一分であったかのような一瞬にも感じられてしまう。これこそが、相対性理論である」と。

 

「忙しく、怠慢」であるから簡潔さを求める

もちろん、コンテンツクリエイターでいる限り簡潔なキャッチコピーで潜在顧客に重要な情報を提供すべきです。
我々は忙しく、怠慢な生き物ですから。

簡潔であることは、
1)消費者の時間を節約することができる 
2)忙しい消費者にも、あまり製品に興味を持たない消費者に対しても、明確なベネフィットを伝えることができる、

こんな素晴らしい利点がありますね。

しかし、簡潔なコピーに興味をもち、もっと読みたい潜在顧客がいたら?
そこが商品購入の重要なポイントである顧客のための情報はどう提供する?

優秀なマーケターは、盛り込みたい情報を「適当なサイズ(bite-sized=一口で食べれるサイズ)」に分けてフォーマットするのです。

たくさんの情報を求めていない潜在顧客は「写真」と「見出し」だけを見ればいい。
小見出しやそれ以上の情報は読まず、製品を購入するでしょう。

もっとたくさんの情報を求める潜在顧客は、広告内の全ての文章を熟読して、製品の品質や魅力を十分に理解して、納得した上で購入するでしょう。
「忙しくて怠慢な」潜在顧客でも全体の内容を熟読せずとも、何がベネフィットであるかを伝えられるようなフォーマットにすることです。

 

伝説のマーケター オグルヴィが世界のマーケターに伝えたいこと

オグリヴィは著書「Ogilvy on Advertising」でこういってます。

「素晴らしい多くの製品のマーケティングをしてきた経験から言えること。
それは、短いコピーよりも長いコピーのほうが、間違いなく製品が売れるということ。
長いコピーのある広告は、何が消費者にとってベネフィットであるかを印象付け、納得させることができるからである。
たとえ潜在顧客がそのコピーを読まなかったとしてもあることに意味がある。」

ニューヨーク大学リテイリング(小売経営)前学部長のチャールズ・エドワード教授もこう言っています。

「消費者に伝えたい事実が多いほど、製品は売れる。広告が成功する確率は、消費者に商品の適切な情報を伝えた量と比例する。」

John Caples氏は、彼の著書「Tested Advertising Methods」でこう言っています。

ダイレクト・セールスに関わる広告主は、長いコピーを使った広告で結果を出している。
少ない単語やスローガンで構成される簡潔でリマインド形式のコピーは、製品・サービスに関する説明、そして消費者に提供するベネフィットを含んだ長いコピーと同じであるはずがないからである。」

もっとたくさんの専門家の引用をご覧になりたかったらこちら
http://www.businessinsider.com/using-the-power-of-three-to-your-marketing-advantage-2013-5

John Caples氏は学ぶことの多いマーケターでもあります。
彼についても今後ご紹介していく予定です。

 

現代のオンラインマーケットでも実証済

昔の知識人の引用ばかりで、それって現代にあてはまるのか?そう思っていませんか。
しかし、現代の有名マーケターは、100年以上前のクロード・ホプキンス氏の著書から広告の「超基本」を学んでいます。
過去の知識人の知恵を学ぶことはこれまでになく重要なことになってきています。

長いコピーが短いコピーよりも売れるという意実が、オンラインマーケティングでも実証され始めています。
Marketing Experiments社は、クライアント向けのテストを行い、長いコピーがウェブサイトのコンバージョン率を上げていることを実証しました。
全てのテストが、長いコピーがより優れた結果を出したことを証明したのです。

もっとたくさんの実例を知りたければ、Conversion Rate Experts社のウェブサイトを見てみてください。

彼らがどうやってCrazy Eggのコンバージョン率を363%まで上げることが出来たのか。
なんと、ただホームページのテキスト(文章)を20倍の長さにしたことがその理由です。

 

短いコピーよりも長いコピーが売れる理由

なぜ、短いコピーより長いコピーが売れるのか。
理由はたくさんありますが、7つに絞ってリストを作りました。

1、    消費者に、ベネフィットが何かを伝えることができる。そしてその一方、消費者も製品やサービス、企業について知ることができる。
2、    製品、サービス、企業を知らしめることは、それらの可能性を知らしめるチャンスである
3、    消費者の多くの疑問に答え、解決することができる
4、    多くの情報が欲しい消費者に対して情報を提供し、購買率を高めることができる
5、    多くのの情報を提供することは、消費者が安心して快適に製品を購入、また企業と取引を行うことができる
6、    「忙しく、怠慢」な消費者にも重要な情報な何であるかを提供することができる (良いレイアウトがされていることが条件であるが)
7、    重要なキーワードを含んだキャッチコピーはオーガニックサーチエンジンの検索率を高めることができる

広告の中で、文章情報がいかに重要であるか、ご納得いただけましたでしょうか?

世界の潜在顧客のなぜ?に答える、そして心をぐっとつかむキャッチコピーを発信しましょう。

 

引用元:
Business Insider
Why Short Advertising Copy Does NOT Sell More
http://www.businessinsider.com/if-you-think-short-copy-sells-more-think-again-2013-5#ixzz3Kj2xDCpn

 

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効果的なアートワークで、結果を出す広告を作る!

ただ目立つだけのアートワークは三日で飽きる!CTA に誘い込むアートワークの極意

 

広告の神様、デイヴィット・オグルヴィが称賛するクロード・ホプキンス氏著 『Scientific Advertising』 ダイジェスト版。

第九章のテーマは「CTA(Call to Action)につなげるげるためのアートワークの効果」についてです。

 

ホプキンス氏がこの本を執筆した当時、文字だけの広告は珍しくありませんでした。
そのような時代に、ホプキンスは既に、広告でアートワーク(図や絵、写真)を最も効率的に使うための鉄則をすでに提案しています。

 

アートワークの目的をハッキリさせる

アートワークは高価な物。というのも、アートワークのデザイン発注にお金が掛かるというのみならず、スペースをとります。
広告を配信するための費用は、広告そのものの制作費より高いため、スペースは実に貴重な資源。

その資源を使用するためには、しっかり目的を果たす効果的なアートワークを掲載しなくてはもったいないですよね。
つまり、潜在顧客の意思決定を助け、行動を促すための情報となりえるアートワークです。

特にアートワークは、文字より場所をとります。
つまり、同じスペースに文字情報を掲載するよりも効果的に説明できる場合に効果を発揮します。

もちろん、どんな情報や言葉が効果的か、簡単に一般論を導きだすことができないように、どのアートワークが有効か知るための簡単な一般論はありません。
見出しや広告内の文章と同じように、テストを行って、その商品にとって何が効果的なアートワークであるかを導きだす必要があります。

 

受け狙いに走るべからず

過激な絵で注目をあつめても、実際に顧客を説得できなければ、意味はありません。
奇抜な服を着たセールスマンのようなものです。
はじめは思わず目で追ってしまっても、そのセールスマンの情報を信頼して、購入したいという行動までは結びつかないのではないでしょうか?

面白いから、注目を浴びるから、良い飾りになるから、といった理由でのアートワークでは、スペースを有効活用しているとは言えません。

広告で一番大切なのは見出し。
アートワークを使い、見出しのメッセージをサポートしたり裏付けたりすることができれば、アートワークを最大限に活用できているといえるでしょう。
潜在顧客が意思決定を行う役に立つ情報を掲載するという原則は、文字でもアートワークでも共通の鉄則です。

貴社の大切なサービスや商品を海外でアピールするためには、この鉄則にプラスして、展開先のネイティブにとって、効果的なアプローチであることが重要となります。

日本で効果があった広告であったとしても、海外でも同じ効果があるとは限りません。
貴社のサービス、商品のグローバル展開をお考えでしたら、弊社までお気軽にご相談ください。

第九章のマインドマップ

Scientific_Advertising_Ch9

マインドマップをご存知 ですか?

イギリスの著述家、Tony Buzan(トニー・ブザン)が提唱した思考・発想法の一つです。
頭の中で起こっていることを視覚化し、思考を整理し、発想を豊かにします。
マインドマップを描くことで、記憶力が高まる効果も得ることができます。
今回のシリーズでは全章に僕が描いたマインドマップを掲載します。

ただ、このBlogを読むだけでなく、クラウド・ホプキンス氏のバイブルを、僕のマインドマップを参考に、
ご自身の中で視覚化し、想像し、連想しながら展開していってみて下さい。

そうすることで、今回の学びを実際の生活や仕事に活用できるようになります。

それでは次は第十章で!

TEDtalks直伝、そのまま使えるプレゼンテーションのコツ

パワポの使い方、間違っていませんか? プレゼンでやってはならない10箇条

 

前回に引き続き、TEDtalks のキュレーター、クリス・アンダーソン氏直伝のプレゼンのコツをお届けします。
今回は、すぐに職場で生かせる、実用的なプレゼンのコツと、絶対に避けるべき10箇条をご紹介します。

(前回のBlogはこちら 「TEDTalksキュレーターが教える、人生を変えるプレゼンの秘密」)

 

半端に覚えるなら覚えない

準備することが重要といっても、すべてのプレゼンが、TEDtalks のように何ヶ月も時間を掛ける価値があるわけではありませんよね。

もちろん、自然に言葉が口から出てくるまで台本をきっちり覚えることができたらそれに超したことはありません。
そうすることで始めて、自信のあるボディーランゲージが生まれ、そしてまた、どのように話を伝えるかに集中することができます。

でも、完全に覚え切れていないと、悲惨なことになります。
「あれ、なんだったっけな」と思う瞬間に、目が泳いだり、なんだか流れがぎこちなくなってしまいます。
もちろん、オーディエンスはそのぎこちなさに気がつき、プレゼンテーターとオーディエンスとの溝は深まる一方。。

しっかりと覚える時間が無かったら?

そんな時は、箇条書きのメモをアンチョコとして使います。
何を言うかをそのメモを見て思い出せればよいのです。
箇条書きの項目と項目の論理的な繋がりをしっかりと頭にたたき込みます。
そして、時間内に収まるかどうかのリハーサルだけは、忘れないようにしましょう。

陥りがちで、かつ絶対に避けたいのがパワーポイント上の箇条書きをアンチョコとして兼用することです。
前半でも説明しましたが、人間の心理学では、情報を「面白い」と感じるのは最初の1回だけだといわれています。
スライドに掲載した情報を読み上げることは、情報の繰り返となり、新鮮さや面白さが色褪せてしまいます。

情報やプレゼンテーター の価値は、オーディエンスが決める

普段の会話の中でも自慢話ばかりは、なんだか退屈ですよね。
プレゼンでも同じです。

自分の業績にばかりに焦点をおいたプレゼンは、身内以外興味がありません。
クロード・ホプキンスの連載 でも同じ理論が使用されているのですが、オーディエンスの立場に立つことが最も重要です。

自分のプレゼンの内容が、オーディエンスにどのように関係があるのか、どうして重要なのかに焦点を置くことで、聞いてもらえるプレゼンが実現します。
外部を対象にした企業プレゼンも同様です。
自慢話や素晴らしい企業であることを延々と述べるのは御法度。
その企業が素晴らしいかどうかは、情報の受取手が決めることです。

組織がどのようなソリューションを提供しているのか、どのような問題を解決しようとしているのか、
そこに焦点を置いた発表が、企業の魅力を表現することにもつながります。

自慢話に興味があるのは身内だけ、と肝に銘じましょう。

最後に、TEDtalks直伝、絶対に避けたいプレゼンの御法度10点をご紹介します。

せっかく準備したプレゼン、たくさんの人に興味をもって聞いてもらいたいですよね。
そのためには、次のことはしないと心に決めてください!

1.    自分の発表が何についてなのかを延々と話す
ここは冒頭ですっきりとまとめて、本題に行きましょう。

2.    ゆっくりと大げさに話す
発表は演説ではありません。

3.    自分の素晴らしさを知らしめようと必死になる
素晴らしいかどうかは、オーディエンスが判断します。

4.    自分の著書から繰り返して引用する
プレゼンは、自己顕示の場ではありません。

5.    バラバラのフォントで、箇条書きをひたすら詰め込んだパワーポイント 
見にくいスライドは何の役にもたちません。

6.    オーディエンスが理解しないレベルの専門用語を多用する
話の内容を理解してもらえなければ、何の意味もありません。
業界特有の用語や社内用語も避けた方がよいでしょう。

7.    自分や、自社の歴史やすばらしさについて延々と説明する
素晴らしいかどうかは、発表された情報をもとにオーディエンスが判断します。

8.    プレゼンの長さを確認するためのリハーサルをしない
リハーサルの大切さはパート1で説明したとおり

9.    半端に暗記して、必死に思い出しながら話す
覚えられないなら、潔くアンチョコを使いましょう。

10.   アイコンタクトを避ける
痛々しく、自信がないように見えます

思い当たる節はありませんか?

プレゼンテーションの真骨頂TEDtalkからの教訓、次のプレゼンに是非生かしてみてください。

iinettoでは、海外向けプレゼンテーションのリデザイン・リライトのご提案をさせて頂いております。
日本人の好むプレゼン資料と、欧米圏で好まれるプレゼン資料は文化や言語の違いにより異なります。

そのまま翻訳するのではなく、ターゲットに読みたい!もっと聞きたい!と思わせる、そんなプレゼン資料をご提案致します。

また、今年の2月には「世界の競合にプレゼンテーションで勝つための法則」セミナーを開催し、ご好評いただきました。
ご要望がございましたら、個人の方向けからも開催可能です。
いつでもご相談ください!

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TEDTalksキュレーターが教える、人生を変えるプレゼンの秘密

徹底的な準備で、面白いアイデアを面白く伝える

 

TEDTalks といえば、もはや日本でもすっかりおなじみ。

「Ideas worth spreading」を合い言葉に、世界中のプレゼンテーターが20分のプレゼンを披露するインターネット上の無料動画配信チャネル。

最重要項目は「アイディア」であり、有名無名問わず、各業界の第一人者が面白いアイデアや画期的なアイデア、目から鱗の事実などをプレゼン形式で発表します。

アップロードされている動画は今や1900本。
動画の鑑賞は無料で、一部のビデオではボランティアによってつけられた日本語の字幕でも楽しむこともできます。

魅力的なトークを聞くと、世界が少し違った角度で見えて、可能性が広がり、人生がちょっと面白くなりますよね。

プレゼンテーションの最高峰であると言われることも多いTEDTalks。
そのキューレーター、クリス・アンダーソン氏による、最高のプレゼンテーションを作る方法を紹介した資料がCITRIXにより発表されていましたので、ご紹介させていただきますね。

 

練習、練習そして練習

日本の学校教育の中でプレゼンテーションのノウハウを学んだ人は、そう多くはないのではないでしょうか?
その結果、プレゼンテーションがどうも苦手というビジネスマンが少なくありません。

かっこいい海外のプレゼンテーターを見て、どんな秘訣があるんだろう?
欧米ではプレゼンのカリキュラムがあって、だからいいプレゼンが披露できるに違いない。
そう思っている日本人の方、多いのではないでしょうか。

カリスマキュレーター アンダーソン氏は、プレゼンテーションのスキルはひたすら練習することで習得できるものであると力説します。
そしてまた、リハーサルの大切さについて重ねて説いています。

オンライン上で1,000万回以上見られることもあるTEDtalkのプレゼンテーション。
発表時間はわずか20分。

準備にどれくらい費やすと思いますか?

なんと、準備だけで6~9ヶ月を費やしているのです。

何も知らずに見ていると、まるで才能がある人たちの口から、アイデアがあふれるようにこぼれでているよう。
しかし、その裏では、TEDのサポートチームの元、徹底的な準備が行われているのです。

たとえば、脳科学者のジル・ボルト・テイラー氏が自らの脳卒中の経験から得た洞察を語るプレゼンは、1600万回再生された大人気のトーク。
この魅力的なトークが自然に口から出てきていると思ったらそれは大きな勘違いです。

台本を作り、何回も何回もリビジョンを重ね、その台本を一字一句記憶した後、1人で何時間も何時間も練習して、さらには、模擬観客を前に何十回もリハーサルをしているのです。

さらに、魅力的なプレゼンテーションをするためには、台本づくりの段階で気をつけるべきコツがあります。

 

Tips 1: アイデアを絞る

伝えるべきアイデアがあることは大前提ですが、実は、そのアイデアだけでは面白いトークはできません。
興味を惹きつけて面白いと感じてもらえるような見せ方にするために、徹底的にアイデアを練り、練習を重ねます。

一世一代のチャンスだからといって、自分の全人生、全知識をひたすら詰め込もうとすれば悲惨なことになります。
何を伝えたいのか、キーメッセージを徹底的に絞り、具体的な例を交え、ストーリーを描きます。
幅広くではなく、深く掘り下げることが大切です。

 

Tips 2: オーディエンスについて調べる

オーディエンスのトピックに関する知識はどのレベルか?
すでに人気のあるトピックか、それともあまり人気のないトピックか。

それにより、どのような言葉を使うべきか、どのような例を使うべきかなども吟味します。
専門用語ばかり使用するのも困りものですが、事細かに説明しすぎることも、またトークを退屈にしてしまいます。
何から話しを始めて、どのように終わらせるのか?

面白いアイデアは、アイデアだけではだめなのです。

 

Tips 3: パワーポイントの使い方を間違えない

日本企業のプレゼンでは誰もが使用するパワーポイント。
TEDTalk のプレゼンテーターのほとんどは、スライドを使いません。

話をより面白くするための、写真やイラスト、動画などは良く使用されます。
60秒より短い動画も効果的です(ちなみに60秒より長いと、人は興味を無くすと言われています)。

スライドに掲載されている情報を読み上げるようなプレゼンでは、TEDTalk の人気プレゼンテーターにはなれません。
絶対にやめましょう!

マルチメディアはトークをサポートするツールの一つであり、あんちょこではありません。
「そのまま読んでる。。。」と思われことで観客の注意がプレゼンそのものからそれてしまいます。

それだけではありません!

実は、人間心理で、情報を「面白い」と感じるのは最初の1回だけだといわれています。
スライドに掲載した情報を読み上げることで、情報が繰り返され、新鮮さや面白さが色褪せてしまいます。

 

もちろん、私たちがTEDのようなプレゼンテーションをする機会など、なかなかありませんよね。
でも、よいアイデアを、よいアイデアだと感じてもらえる形で提案することの大切さは、すべてのプレゼンの基本。

日々のプレゼンテーションに生かすことができるコツについては、次回のblogでも引き続き、ご紹介させていただきますね。

参考サイト:
https://www.citrix.com/content/dam/citrix/en_us/documents/products-solutions/how-to-give-a-killer-presentation.pdf

 

 

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