アニュアルレポート ベスト・プラクティス 【表紙・裏表紙編】

手にとって読みたいと思わせるテクニック

こんにちは。エリックです。
今日からはアニュアルレポートの主なセクションの詳細についてご説明させていただきます。
全てのセクションを読み終えたころには、貴社の素晴らしいアニュアルレポートを制作することができるでしょう!

前回のBlog「アニュアルレポートを企画する前に知っておきたい基本知識と大切な意識」でご紹介させていただいたアニュアルレポートの下記の項目を覚えてますでしょうか?
(こちらの項目を必ず盛り込まなければいけないというルールはありませんので念のため)

・表紙・裏表紙
・At-a-Glance(アットアグランス)・事業概要
・目次
・財務ハイライト・重要な数値情報
・社長メッセージ
・財務情報の年間比較(通常は5年から10年の数値を比較)
任意ページ
・株式情報(株価、配当金など)
・財務諸表および注記
・監査役の声、意見
・補足情報

本日は表紙・裏表紙についてご説明いたします!

アニュアルレポートは貴社の広告であると考えると、アニュアルレポートの表紙にはどういった意味があるでしょう?

読み手が手に取ってみたい、読んでみたいと思えるような「注目を集める」広告である必要がありますよね?

残念ながら、多くの企業ではアニュアルレポートの表紙はデザインが重視され、効果的にするための工夫がされていません。
見た目重視のかわいらしい写真や全く意味のないフレーズばかり。
読み手の観点から考えられていない傾向があります。

僕はむしろデザイン性が低くても読んでみたい!と思わせる工夫をするほうが重要だと思っています。

効果的な表紙はレポートにストーリーやテーマ性を与えます。
また、貴社がどんな会社なのか、何をやっているのかを読み手に視覚的に情報を伝えることができます。

いくつか具体に事例を挙げながらご説明しましょう。

FedEx社
ここのアニュアルレポートの表紙は素晴らしいです。
とても創造的であり、読み手の「注目を集める」ことができる、有益なメッセージが盛り込まれています。

FedEx社の2008年アニュアルレポートを見てみましょう。

fedex_bali

・この車はどこにいくんだろう?
・バリで何が始まるの?

読み手はこの表紙を見たときにこんな疑問を持ちませんか?
そして10ページに渡ってFedExが世界でどういった重要な役割を果たしているのかを素晴らしいキャッチコピーと写真を使って伝えています。

ハンドメイドの宝石がバリから地球の反対に住む消費者の手に渡るまでの旅を読みながら楽しめます。

Danone社2012年アニュアルレポートも非常に素晴らしい例です。

Danone_front_cover

この表紙はまるで雑誌のように目次や内容について文字が羅列しています。

Danone社は世界中の70億人の消費者がいる、という事実をそのまま表紙で伝えています。
また、読み手はこのレポート全体を読まなくても、表紙を見るだけで有益な情報の一部を知ることができますね。
表紙の見出しの上をみてください。「Bringing Health Through Food to as Many People as Possible.(Danone社は自社製品通して、可能な限り多くの方々に健康をお届けいたします)」
これはDanone社のミッションです。
表紙にそのまま記載し、発信しています。

もう一社、みなさんに衝撃を与える表紙をご紹介いたします。
Agnico Eagle社2011年アニュアルレポートです。

Agnico_Eagle_AR

Agnico Eagle社にとって2011年はとても厳しい年となりました。
なんと、表紙にその事態についての記事を掲載してしまったのです。
どうやって厳しい状況を乗り切れたのか、そして今どういう状況にあるのか、これが2011年アニュアルレポートのテーマだということがわかりますね。

Agnico社は今後も恐れずチャレンジをし続けていき、そして良いパフォーマンスとより高いゴールに向けて前進する準備は万端である、ということが伝わってきます。

もし貴社が世界基準のアニュアルレポート制作を目指されるのであれば、FedEx社、Danone社、Agnico社の表紙は重要なヒントになるのではないでしょうか。

そして忘れてはいけない裏表紙

アニュアルレポートの裏表紙は、表紙が一番重要だとすると、表紙に近い重要性を持っています。

表紙>見開き1-2ページ>裏表紙

という順で重要です。

なぜ裏表紙が重要か。
それは読み手に最後に貴社のメッセージを印象付けるチャンスだからです。多くの企業は裏表紙がブランク、もしくは最小限にしか活用されていませんね。
もっと大胆に活用してください。

– 表紙から全体を通して一貫してテーマを伝え、最後に裏表紙でもう一度メッセージを。
– 新製品の広告として裏表紙を活用する方法もあります。
– 貴社が世の中にどのように貢献しているのか(CSR)について発信してもいいでしょう。
– 会社のミッションをどんと載せてもいいと思います。

Donone社の2012年アニュアルレポートに戻ります。

こちらも面白い裏表紙です。

Danone_back_cover

読み手に自社についてもっと知ってもらうために、ウェブサイトへ誘導しています。
素晴らしいアイディアです。

Danoneは優秀なIR担当者がそろっていますね。
マーケティング担当者がアニュアルレポートを作っているのじゃないかと疑うぐらいです。

世界基準のアニュアルレポートを制作されるのであれば、表紙と裏表紙はとても重要なセクションです。

貴社のアニュアルレポート、世界基準ではどうなんだろう?
そう思われたらinfo@iinetto.comまでご連絡ください!

We tell your story to the world!!
英文のドラフト原稿も参考に投稿させていただきます。

Today, I want to start talking about the major sections of an annual report in detail. By the time we’re done discussing each, you should be able to put your own FANTASTIC annual report together.

If you remember from my earlier post, the following are the general sections to an annual report (of course, there’s no absolute rules about what sections you have to include in your report):

. Front Cover and Back Cover
. At-a-Glance/Business Overview
. Table of Contents
. Financial Highlights/Important Figures
. Letter from the CEO
. Comparative Financials
. Narrative Section
. Stock Information
. Financial Statements and Notes
. Auditor’s Opinion Letter
. Supplemental/Supporting Documentation

Today’s Topic:  Front Cover and Back Cover

So, if we can agree that the annual report is your main advertisement for your company as a whole entity, what does that mean for the cover of our annual report?

Exactly. It’s the advertisement–the attention-getter–that you use to get people to actually open up the report and start reading.

Unfortunately, most companies think that the front cover of the annual report is a way to show off their creativity. A pretty picture. A cute phrase (although most are meaningless or cliches). They don’t think about what’s important from the reader’s perspective, and that’s why most annual reports miss the mark with their covers.

I’d rather have very low creativity and a high readership than the other way around. But, there are some companies out there that do both.

An effective front cover sets the theme for the rest of the report. It also gives the reader some insight into who you are and what you’re doing.

FedEx is a company that does good front covers that match creativity with an attention-getting, useful message.

Check out the FedEx 2008 Annual Report. It’s amazing. The report gets your attention right from the front cover. The cover shows a FedEx delivery truck and a dateline (“Bali, Indonesia  June 24, 2008  5:12pm”). Many books and movies in the west start with a dateline like this, so the reader knows a story is coming.

“Where are we going next?”
“What’s happening in Bali?”

These are questions that readers ask themselves when they look at the cover. And the next 11 pages of the report uses bold pictures and excellent copy to tell the story of how FedEx plays an important role in the global economy. The reader gets to follow the journey of a piece of handmade jewelry from Bali to the customer, who lives on the other side of the world. It’s really fascinating.

The Danone 2012 Annual Report is another interesting example. The cover looks like a magazine cover advertising the contents/articles inside. “Five countries, five profiles.” As a reader, I understand that Danone wants to tell me how they are performing around the world.

Also notice that Danone tells us right on the cover that they have 7 billion customers around the world. Another piece of useful information that a reader can take away, even if they never actually get around to reading the report. Finally, look at the sentence above the heading on the cover. It says, “Bringing Health Through Food to as Many People as Possible.” It’s Danone’s corporate mission statement, right there on the cover of the annual report.

One more cover that might shock you:  Agnico Eagle’s 2011 Annual Report. Agnico Eagle had a tough year in 2011. Instead of trying to avoid the issue, they tackle it head on, putting it right on the cover. It’s bad news, but they tell you they’re going to do better and they tell you why. “That’s where we stand” is the theme of their report, and they follow it through in other sections of the report as well.

That’s where we stand. The theme tells the reader that Agnico isn’t afraid to take on challenges. It’s ready to move ahead, on to better performance and higher goals.

If I were thinking about putting together a world-class annual report, I’d start with studying FedEx, Danone, and Agnico Eagle, especially their front covers.

Now, let me say a few things about the back cover of your annual report. If the front cover is the most important real estate of your report (and it is!), then the back cover is certainly up there close in importance (I’d say in order of importance, Front Cover -> Inside Front Page -> Inside Front Facing Page -> Back Cover).

So, why is the back cover so important? Well, it’s important because it’s your last chance to leave a strong impression in the mind of the reader. Too many companies leave the back cover blank or with a minimum amount of content. I say, be bold with your back cover. Use it to reiterate the theme you established on the front cover and throughout your report. Use it to advertise an exciting product you’re coming out with. Use it to tell everyone how you’re making the world a better place. Use it to state your corporate mission. USE IT!

Let’s look at the Danone 2012 report again. What a great back cover. They use it as a call to action to get the reader to go online and watch a documentary about the company. Fantastic idea. Danone has some smart IR people in their company. I wonder if they aren’t actually the company’s marketers who help with the annual report, too.

There you have it. The front cover and the back cover. Two critical pieces to a world-class annual report.

Want us to evaluate your annual report, with no obligation to you? Send an email to info@iinetto.com.

We tell your story to the world!!

アニュアルレポートを企画する前に知っておきたい基本知識と大切な意識

アニュアルレポートは大企業や上場企業だけのものだと思っていませんか?

今回から数回に渡り良いアニュアルレポートをどうやって制作していくか、最も汎用的であるTraditional Annual Reportを基本にご紹介させていただきます。

本題に入る前にまず、どういった企業がアニュアルレポートを制作するべきなのか、考えたことはありますか?

多くの方々は、アニュアルレポートは上場企業の情報開示ツールであるととらえられているでしょう。
一度その固定概念を捨てて、改めてアニュアルレポートとはなんのために制作するのかを考えてみてください。

アニュアルレポートは、貴社がステークホルダーに向けて、貴社がどんな企業であるのか。これまでどういったい成果を挙げてきたのか、またこれからどこに向かって走っているのかをお伝えすることのできるドキュメントです。

そう。貴社のストーリーを発信する貴重なチャンスです。

パフォーマンスを図る主要指標が何であるのかを定義し、貴社のゴールを公示し、またそのゴールに向かってどんなマネージメントをしているかを納得させることのできるまたとないチャンスです。

質問です!
– 従業員はいますか?
– 大切なビジネスパートナーもしくはベンダーがいますか?
– 資金調達をお考えですか? – カスタマーをお持ちですか?
– 出資者がいますか?

これらの質問に一つでもあてはまるのであれば、是非アニュアルレポートの制作をご検討ください。

上場企業でなければ、財務状況やその他の企業情報について開示する必要がないとお考えかもしれません。
それはちょっと違います。
どんな会社にもステークホルダーは存在します。
ステークホルダーが知りたい貴社情報や年間のトピックスが必ずあるはずです。

中小企業であれば、まずはシンプルな2~3ページのアニュアルレポートから始めてみてください。
貴社の成功に必要不可欠な人々に、ビジネスの進捗情報やビジョンを共有できる情報を盛り込み、そして共有してください。

アニュアルレポートを制作することで、ステークホルダーと企業が年に一度、情報を共有できることの重要性を意識してみてください。

さあ、それでは、本題に参りましょう!

今回は、アニュアルレポートで重要とされているセクションについて大まかにご紹介いたします。
アニュアルレポートにどんなコンテンツを盛り込むのか、一つのアイディアとしてご参考ください。

1. 表紙・裏表紙

2. At-a-Glance(アットアグランス)・事業概要

3. 目次

4. 財務ハイライト・重要な数値情報

5. 社長メッセージ

6. 財務情報の年間比較(通常は5年から10年の数値を比較)

7. 任意ページ (コンテンツとしてご提案いたしますが、ここからは必須項目ではありません)

–  セールス&マーケティング(営業戦略)
– ビジネスモデル – 経営戦略・成長要因
– パフォーマンスを図る主要な指標
– 目標と進捗
– 将来の展望(財務、製品、イニシアティブ)
– 主要な製品、製品開発 – MD&A(経営サイドからの経営分析)
– ガバナンス
– CSR(社会的責任)・サスティナビリティ(社会的持続性)
– セグメント情報・関連会社情報など – 経営理念・企業価値
– カスタマー、ベンダー、パートナー会社からの声
※上記からいくつかのコンテンツをピックアップして一つのストーリー、セクションに組立てます。

8. 株式情報(株価、配当金など)

9. 財務諸表および注記

10. 監査役の声、意見

11. 補足情報

以上がコンテンツの大まかな骨組みとなります。

次回からはそれぞれのセクションを掘り下げ、世界で開示されているアニュアルレポートの事例やベスト・プラクティスを交えてご説明させていただきます。

参考サイト:

 

英文のドラフト原稿も参考に投稿させていただきます。

For the next few weeks, we’re going to talk about what makes a good annual report. We’ll base our discussion on the traditional annual report (usually the most editorial content of all of the types of annual reports).
Before we go too far, though, let’s talk about what kinds of organizations should put out an annual report.
Most people think an annual report is the sole domain of public companies. But, here’s some food for thought (especially if you’re in company management). The annual report is a document that tells all of your stakeholders who you are, where you’ve been, and where you’re going. It’s a chance to tell your story. It’s a chance to define your key performance indicators, to publicize your corporate goals, and to convincingly demonstrate who your leaders are who will be taking the organization toward those goals.
So, ask yourself:  Does you organization have employees? Do you have important business partners or vendors? Are you looking for funding? Do you have customers? Do you have donors? If you answered “yes” to any of these questions, then you might want to think about creating an annual report. As a private company, you don’t have to disclose all of your financials or other secret information; but, I’m sure you have a lot of completely “shareable” information or annual highlights that your stakeholders would love to know! As a small- or mid-sized company, your annual report could simply be a two- or three-page letter–anything that will help you share your company’s progress and vision with the people and groups that are important to your success.
OK, let’s talk about designing an annual report for a public company. Today, we’re going to cover the major sections that go into an annual report. It’s just a 30,000-foot view, but this gives you an idea as to what you might want to include in your annual report when you’re in the planning stages.
So, without further ado, here are the major sections that you’ll find in most annual reports. The list is by no means exhaustive or all-inclusive, but it’s a good start.
. Front Cover and Back Cover
. At-a-Glance/Business Overview
. Table of Contents
. Financial Highlights/Important Figures
. Letter from the CEO
. Comparative Financials (usually between five and 10 years’ worth of numbers)
. Narrative Section (suggested content, but remember that the report must meet minimum reporting requirements)
  .. Sales and Marketing
  .. Business Model
  .. Business Strategies, Growth Drivers
  .. Key Performance Indicators
  .. Targets/Progress
  .. Future Outlook (financials, products, initiatives, etc.)
  .. Key products, Future Development
  .. Management’s Discussion and Analysis (also including risk, segment info, market trends, competition, etc.)
  .. Governance and Corporate Leadership
  .. Corporate Social Responsibility, Sustainability
  .. Other Company Info (regions, segments, subsidiaries, etc.)
  .. Corporate Mission Statement (company philosophy, values)
  .. Customer/Vendor/Business Partner Testimonials
[Some of the content described above could well be combined into one story/article/section]
. Stock Information (share prices, dividends, etc.)
. Financial Statements and Notes
. Auditor’s Opinion Letter
. Supplemental/Supporting Documentation
For the next few weeks, we’ll talk about each section in more detail, giving you examples of best practices using real-world annual reports.
Here are some of the websites we referenced for today’s post:

 

情報化社会で効率よく必要な情報を得る方法

便利アプリ・ツールを使用して時間の有効活用しませんか?

新聞、雑誌、ラジオ、TV、ニュース、インターネット、あらゆる手段で情報が手に入る時代。自社や自分にとって有用な情報を効率よく情報収集できていますか?

前回のBlog記事では有益な情報を効率よく取得するアプリ・ツールを紹介させて頂くお約束でしたので、ご紹介させていただきます。

■Google Alerts

http://www.google.co.jp/alerts

指定のキーワードに関連する最新の Google 検索結果(ウェブ、ニュースなど)をメールで配信してくれるサービス。下記は「日本語 英語」で登録しているものアラートです。

google alerts

■Mention(英語版のみ)

https://en.mention.net/

指定のキーワードに関連する情報が見つかった時に告知してくれるツールです。

検索言語を指定したり、検索対象(Web、SNS、画像、RSS等)を絞ったりとgoogle alertよりもきめ細やかに設定が可能です。初期登録が必要ですが、Google、FacebookやTwitterのアカウントでも登録可能です。ブラウザ上でもスマホアプリとしてもインストール可能です。

突然ですが、エゴサーチ、やっていますか?

自社がオンライン上でどのように情報開示されているのかは把握されいますか?

まだ、情報収集をされていないのであれば是非、エゴサーチを試してみてください。

mention

 

上記のサービスは、キーワードの登録に自社の会社名、製品(サービス)名、役員名等を入れてエゴサーチをする際に利用する方法もあります。

弊社もMentionを用いてエゴサーチを行っております。(画像内のキーワードは弊社のエゴサーチ用のキーワードになっています。)

※エゴサーチ

インターネット上で、自分の本名やハンドルネーム、運営しているサイト名やブログ名で検索して自分自身の評価を確認する行為のことである。エゴサーフィン (egosurfing) ともいいます。

引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/エゴサーチ

 

■Google News

https://news.google.co.jp/

オンライン新聞のGoogle版です。ニュースのカテゴリ(ジャンル)とニュース提供元で情報の絞り込みが可能。ニュース提供元については先日のBlog(Japlish)で話をしたように重要な要素となります。

また、Googleアカウント内でウェブ履歴を有効にしているとクリックしたニュース記事を基にユーザーに最も関連・関心のある記事を自動で選択してくれるので使えば使うほど自分用にカスタマイズされます。

google_news

 

■Feedly(英語版のみ)

RSSリーダーをまとめて管理できるアプリ。

登録したいサイト名もしくはフィードURLを検索して登録できます。最初の登録と設定さえしてしまえば、あとはFeedlyのアプリ上で情報を閲覧するだけです。

よく閲覧するサイト、Blog等がある場合登録しておくと非常に見やすいです。
※弊社Blogはiinetto.comで検索すれば登録できます。ぜひ、ご登録を!

feedly

現時点で日本語対応していないのですが、さほど難しい英語表記はありませんのでぜひ下記サイトからインストールしてみてください。

itunes:

https://itunes.apple.com/jp/app/feedly-reader/id396069556

android:

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.devhd.feedly&hl=ja

 

■FlipBoard

雑誌をめくるような感覚でページをめくって情報が見られます。

Feedly同様自分用にコンテンツを設定する必要がありますが、ニュース以外にも食べ物、旅行、ファッション等既存のコンテンツが充実しており、プライベート用に登録するといいアプリです。もちろんビジネスカテゴリーもありますのでご安心ください。

Flipboard

iTunes:

https://itunes.apple.com/jp/app/flipboard-anatanososharunyusumagajin/id358801284

Android:

https://play.google.com/store/apps/details?id=flipboard.app&hl=ja

 

いかがでしたか。

ぜひ、今後の情報収集にお役立てください。

アニュアルレポートの欧米トレンド

海外投資家に発信するのであれば、是非欧米トレンドを知っておこう!

アニュアルレポートは、株主や従業員、その他のステークホルダーにダイレクトにメッセージを伝えるまたとない機会です。
レポートの内容次第で、有効なマーケティング資料にもなり、全く使えないただの紙になる可能性だってあります。

アニュアルレポートにもさまざまな様式があるのをご存知ですか?
今日は、みなさんもよく目にする主なアニュアルレポートの種類についてご紹介いたします。

1)
Traditional Annual Report(典型的なアニュアルレポート)
財務諸表、株主へのメッセージ、会社概要、ビジネスモデル、今後の見通し、重要な決断、ガバナンス、役員の経歴などを含む長いタイプのレポート

2)
Summary Annual Report(要約された短めのアニュアルレポート)
1)    のような典型的なレポートをギュッと凝縮した短いレポートです。
通常、財務情報詳細や注釈がなく財務ハイライトのみの掲載です。もっと詳細を知りたい読者には10-Kで確認してもらうよう誘導します。

3)
10-K Wrap(10-K ラップ)
制作費用(印刷費用)がぐっと抑えられるので、欧米では最もポピュラーなアニュアルレポートになりました。
10-Kラップとは様式「10-K」での届出文書を文字通り表装(ラップ)し、米証券取引委員会(SEC)に提出するレポートです。
Traditional Annual Reportに比べ情報やチャートや情報が少ないですが、それに相対する情報が盛り込まれています。

4)
Integrated Report(統合レポート)
最近よく耳にするようになりましたね。米国よりどちらかというとヨーロッパでトレンドですね。
Integrated Reportは、財務情報と企業の社会的持続可能性についてまとめたレポートです。
オンラインレポートやアニュアルレポートのアプリがあるのをご存知でしたか?
また少数ではありますが、オンラインレポートのみ(印刷物を出さない)の会社も増えてきましたね。

オンラインでの開示はアニュアルレポートの発信や株主とのコミュニケーションのためのツールとして非常に重要です。
米商品取引所(SEC)は、投資家への発信ツールとしてソーシャルメディアの使用に関する規制緩和を行いました。

今や、30社以上企業や金融機関がiOS対応のアプリでアニュアルレポートを制作しています。米GE 社は特にアプリが充実していますので是非、ご覧になってみてください。

アプリでのオンラインレポートは今後アニュアルレポートの大部分を占めてくるでしょうね。もっと掘り下げた内容は別のBlogでご説明させていただきますね。

アニュアルレポートのトレンドとは(NIRI 2012年調査結果)

NIRIの調査結果からいくつかポイントとなる数値情報をご紹介いたします。

・回答者の88%がなんらかの様式でアニュアルレポートを制作している。
2010年の調査結果は87%、2008年の91%からは少し減少。

・インフレ調整後や景気後退の4年後のレポートの印刷予算の中央値は2%増の65,000ドルに上昇。

・印刷用アニュアルレポート毎の費用中央値は上昇し続けており、2008年以降44%増、2010年からは31%増。

・オンラインアニュアルレポートの予算は2010年より30%増、2012年の制作費用平均は15,330ドル。(中間=5,000ドル)

・Traditional Annual Report代わりに、Summary Annual Reportや10-K Wrapいずれかの様式を使用している傾向がある。

・印刷用アニュアルレポートの全体のボリュームは51~100ページのレポートが主流である。

引用元:
Latest Trends in Annual Reports
http://www.niri.org/Main-Menu-Category/resource/publications/Executive-Alert/NIRI-Annual-Report-2012-Survey-1413.aspx

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英語版のドラフト原稿も記載させていただきます!

The annual report is one of the few chances during the year that company management gets to talk directly to its shareholders, employees, and other stakeholders. Some companies view it as a major marketing document, while others look at it like an expensive nuisance. Accordingly, annual reports come in all shapes and sizes, some extremely useful, some not very useful at all.

Here are the major types of annual reports you’ll see used in practice most frequently.

. Traditional Annual Report
Long-form report that includes detailed financial statements, shareholder letter, company overview, business models and future outlook, important initiatives, governance, management bios, etc.

. Summary Annual Report
Much shorter and much less detail than a traditional report. Usually just financial highlights without details financials and notes. Readers are referred to the 10-K for more details.

. 10-K Wrap
Growing in popularity because of lower production costs (for printing). The 10-K Wrap is the form 10-K filed by the company with the SEC, a front and back cover, and some editorial content (letter to investors, business overview, etc.) by the company (but much less information, charts, editorial information than a traditional annual report).

. Integrated Report
A new trend in reporting, more popular right now in Europe than the United States. An integrated report combines parts of traditional financial report with sustainability social responsibility.

“An integrated report is a concise communication about how an organization’s strategy, governance, performance and prospects, in the context of its external environment, lead to the creation of value in the short, medium and long term.” Source: http://www.theiirc.org

We’ll talk more about the integrated reports in the future.

. Online Reports and Annual Report Apps
While only a few companies are doing online-only reports, online disclosure is becoming a very important means of distributing annual reports and talking to shareholders. The SEC has relaxed rules on using social media to make investor relations announcements.

To date, more than 30 companies, financial institutions, and not-for-profits have created annual report apps for iOS. U.S. company GE in particular has put a lot of resources into their app.

Online reporting (and apps) will become an even greater part of annual report and investor relations communications, so we’ll deal with this in detail in a separate blog post.

Trends in Annual Reporting

According to the National Investor Relations Institute, these are some of the key trends in annual reports (2012 survey)

Latest Trends in Annual Reports
http://www.niri.org/Main-Menu-Category/resource/publications/Executive-Alert/NIRI-Annual-Report-2012-Survey-1413.aspx

Key Points from NIRI 2012 annual report survey . 88% of 2012 respondents produce an annual report in some form, holding steady with 2010 results (87%), and down slightly from 2008 (91%).

. After four years of decline and after adjusting for inflation, median annual reports print budgets increased by two percent in 2012 (to $65,000).

.The median cost per printed annual report copy continued to increase, up 31% over 2010 and 44% since 2008.

. Electronic/online annual report budgets have experienced an increase of 30% over 2010; the average cost of producing an online report in 2012 was $15,330 (median=$5,000).

. In lieu of a traditional annual report, respondents continue to utilize alternative annual report formats such as the Summary Annual Report and the 10-K Wrap.

. Median printed annual report total length remains steady, between 51 to 100 pages.

アニュアルレポートは誰に向けてのメッセージ?

アニュアルレポートはただの年次報告書ではない。
重要なマーケティング資料です!

 

アニュアルレポートはステークホルダーに向けて発信するツールの一つですが、ここで改めてステークホルダーとは何か?

  • 機関投資家
  • 個人投資家
  • 行政機関
  • 政府
  • 従業員
  • 取引先
  • 金融機関

アニュアルレポートは誰に向けて発信するもの?と質問されると、ついつい投資家に向けてという概念にとらわれがちです。
しかし、取引先に会社案内としてお渡しする企業様もありますし、企業の内側から見がちな従業員にとってみれば、
自社の経営陣の考えを知ることができる希少なツールです。

ステークホルダー(読み手)をきちんと想定して読み手にとって有益な情報を盛り込み、うまく活用することで、アニュアルレポートの費用対効果は各段にあがります。

日本でよく見られるアニュアルレポートで残念なポイントは、過去の業績や実績にフォーカスしすぎる傾向があります。

例えば、アニュアルレポートを投資家の観点から見てみるとします。
その企業に投資したい!と思う要素として、過去の実績も重要ですが、その企業にどの程度の将来性・可能性があるかがポイントになります。

企業の「現在と今後」にもっとフォーカスしてテキスト(内容)を展開することで読み手にとってより有益なレポートになるのです。

また、日系企業があまり得意としないKPI (業績評価指標)についてより具体的に明示することも重要です。
具体的な数値目標を設定し、達成するためにどのような経営陣がどのようなオペレーションを行うのか説明してください。
ゴールまでの達成状況を具体的に報告することも有益なレポートとされるポイントです。

また、経営者がどういった数値や指標をKPIの判断基準にしているかも盛り込むと数値への信頼性が増しますね。

Walmart社のアニュアルレポート(PDF)内のMD&A(21ページ)は非常に良い例ですのでご紹介いたします。
Company Performance Metricsには具体的にKPIをどういった単位で評価するのかなどが記載されています。

1

※画像クリックで拡大します。

全体的にも非常によくできているレポートですので、是非ご一読ください。

アニュアルレポートは、ただの年次報告書ではなく企業の主要マーケティング資料として使用できるツールです。

あなたも一人のステークホルダーです。
あなたの欲しい情報は何か?あなたの知りたい情報は何か?それが貴社のアニュアルレポートには盛り込まれていますか?

We tell your story to the world!!

日本と米国ではちょっと違う、アニュアルレポートの定義

海外に発信していくご予定があれば、まずは海外のアニュアルレポートの定義も知っておきましょう!

日本ではアニュアルレポートを「年次報告書」「ディスクロージャー」など、様々な形態と用途で使用されていますが、米国のアニュアルレポートとは米証券取引所(SEC)が義務付けるレポートであることをご存知でしたか?

本日はアニュアルレポートとは何か米国の定義にて、簡単にご説明させていただきます。
定義:

  • シェアホルダー(株主)に会社情報を開示する、主要な公式文書
  • CEOのメッセージ、財務諸表、経営成績、セグメント別情報、新製品/サービスの展望、子会社の活動、研究開活動などを盛り込んだ報告書

引用元:
http://www.sec.gov/answers/annrep.htm

株主総会を開催する会社は、株主へアニュアルレポートの提出を義務付けられています。

引用元:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

1974 年には、開示情報を更に幅広いものに特定し、アニュアルレポートの必要性を強化。
企業は強化項目である、法令順守(コンプライアンス)に関する報告をするためにアニュアルレポートにおける弁護士の役割が増えた。

引用元:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

では、アニュアルレポートで開示が必要とされる情報は何か?
その1:
財務情報およびそれに付随する財務情報

  • 貸借対照表(2年分)
  • キャッシュフロー計算表(3年分)
  • 財務情報(5年分)

(売上高、営業利益、経常利益、長期負債、償還可能優先株、一株当たりの配当金等の情報を含む)

その2:
MD&A(正式名称:Management’s Discussion and Analysis)
経営層による財務状態と経営成績の分析報告
(資金の流動性、資本調達、経営成績、業界の傾向、重大な報告事項(例:合併や訴訟))

その3:
主な取扱製品/サービス/製品の原材料や新製品の開発状況

その4:
役員紹介

その5:
自社の株式情報

引用元:
http://www.inc.com/encyclopedia/sec-disclosure-laws-and-regulations.html

 

最後に僕が推奨するアニュアルレポートのリンクをご紹介いたします。
Agnico Eagle社
http://ir.agnicoeagle.com/files/doc_financials/2012/AEM-2012-AnnualReport.pdf

このアニュアルレポートの素晴らしさは今後のBlogで説明させていただきます!
次回は、アニュアルレポートを実際にうまく使っている企業をご紹介いたしますのでお楽しみに。

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今回は英語のドラフト原稿もご参考までに記載させていただきます。

Definition:
The annual report to shareholders is the principal document used by most public companies to disclose corporate information to their shareholders. It is usually a state-of-the-company report, including an opening letter from the Chief Executive Officer, financial data, results of continuing operations, market segment information, new product plans, subsidiary activities, and research and development activities on future programs. The Form 10-K, which must be filed with the SEC, typically contains more detailed information about the company’s financial condition than the annual report.
http://www.sec.gov/answers/annrep.htm

Legally required for any company that has an annual shareholders’ meeting
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report

“In 1974, the SEC tightened requirements on annual reports by specifying a broad range of information that must be provided, and it frequently amended them in subsequent years. Corporations have consequently made greater efforts to scrutinize their reports for compliance with the law, increasing the role of lawyers in producing what was once the work of accountants.”

From:
http://legal-dictionary.thefreedictionary.com/Annual+Report
What is required in the annual report:
・Certified financial statements and other specific items.

    • Two-year audited balance sheet and a three-year audited statement of income and cash flows.
    • Five years of selected financial data (including net sales or operating revenues, income or loss from continuing operations, total assets, long-term obligations and redeemable preferred stock, and cash dividends declared per common share).
    • Management’s discussion and analysis of the firm’s financial condition and results of operations. (discussions of the firm’s liquidity, capital resources, results of operations, any favorable or unfavorable trends in the industry, and any significant events or uncertainties).
    • Brief description of the business covering such matters as main products and services, sources of materials, and status of new products.
    • Directors and officers of the corporation must be identified.
    • Specific market data on common stock must also be supplied.

From
http://www.inc.com/encyclopedia/sec-disclosure-laws-and-regulations.html

Here’s an annual report from a company that does it right:
http://ir.agnicoeagle.com/files/doc_financials/2012/AEM-2012-AnnualReport.pdf

(We’ll evaluate this report in detail in the future)

NEXT: How do Smart Companies Use Their Annual Report?

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意外と知らない、英語と日本語のレイアウトの違い
 – Plain English Part10 –

貴社の英語版ウェブサイト、アニュアルレポートのレイアウト、ネイティブは違和感を感じているかもしれません!

英語と日本語の性質の違い

  • 英語のアルファベットは半角表記、日本語のひらがな、漢字、カタカナは全角表記が主流である
  • 英語は単語(ワード)単位で、日本語は文字(キャラクター)単位である

実は、これらの性質の違いが各言語の理想のレイアウトに深く関係します。

日本語は箱組といわれる、一行の文字数が一定であることが見やすく理想的なレイアウトです。

例:弊社ホームページのトップページです。 赤枠で囲んだ箇所をご覧ください。

一行9文字で一定しています。

3

箱組を英語に適用すると、このようにハイフネーションが入り文字間に不規則なスペースが入り、読みづらいレイアウトになります。

4

 

左寄せにすると… 2

 

ハイフネーション (ハイフン)を取ると更に読みやすくなります 。

5

 

左寄せのレイアウトは右に不規則なスペースが入るので、違和感を感じる方も多いかもしれませんが、ネイティブにとってはこれが読みやすいレイアウトとされています。

日系企業の英語版アニュアルレポートのお手伝いをさせていただく際、日本語と同じ感覚で箱組をご希望されるお客様が多いのですが、文字の性質やネイティブの観点を考えると箱組は理想的とはいえません。

米証券取引所(SEC)でも左寄せのレイアウトを推奨しています。

ご参考までマイクロソフトWord 2010でハイフネーションの設定する方法はこちらです。

1

知っていると知らないでは大きな違いです。読み手の観点で読みやすさを追求して行きたいですね!

引用元:米証券取引委員会(SEC)より http://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

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スティーブ・ジョブズも愛したタイポグラフィ
 - Plain English Part 9 –

何気なく好みで使用してしまっている欧文フォント。
実は使い分けの法則があるのです!

ご存知の方も多いかと思いますがMacにはWindowsに比べ多くのフォントが存在します。
スティーブ・ジョブズが大学中退後、その大学で自分の興味のあったカリグラフィーの授業にはまってしまい、それ故に「僕が大学を中退していなかったら、現在のあらゆるパソコンには豊かなフォントの機能は装備されていなかっただろう」なんていうスピーチもありました。

引用元: ウィキペディア:スティーブ・ジョブズ

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2011/09/post-337.php

フォントは文章を伝えるだけでなく、それに効果を持たせる機能を持ち合わせています。
我々は欧文フォントを何気なく使用している傾向がありますが、実は、フォントを使い分けることで視覚的効果を高めることが出来るのです。

米証券取引所(SEC)発行のPlain Englishガイドブックでもフォントの重要性について記載がありますのでご紹介いたします。

書体の種類

書体の種類にはセリフ体、サンセリフ体の二種類があります。

font1

セリフ体には赤丸のようにそれぞれの文字の端に小さな線が入っています。
セリフ体はサンセリフ体よりも読みやすいので、新聞や雑誌、一般的なテキストにはセリフ体を使用することが望ましいです。

サンセリフ体は、見出しなどに使用すると強調することができます。

下記が実際の例です。

font2

どうでしょう。
サンセリフ体の強調の効果に気づいていただけましたでしょうか。
また、セリフ体とサンセリフ体を使い分けることで、本文との見分けがつくので小見出しがぱっと視覚に入ってきますね。

日本語でも新聞や経済誌ではポップなゴシック体は使用せず、明朝体を使用することが一般的ですよね。 文章の内容によって日本語同様、欧文フォントを使用される場合にも内容によって使い分けをしてみてください。
引用元:https://www.sec.gov/pdf/handbook.pdf

一点要注意です!

あまりにもマニアックなフォントを使用すると発信先の環境にそのフォントが存在しない場合があります。例えばMacにしか存在しないフォントでウェブサイトを制作してしまったら、Windowsの環境で開くと、そのフォントはわけのわからないフォントに置き換えられてしまう可能性があるということです。

ウェブサイトやブログなど、多くの方が様々な環境で閲覧するケースでは、「伝えたい見た目を、読み手にそのまま効果的に見せる」という最終目的を見失わず、一般的なフォントを使用しその中で工夫してみてください。
(もちろんデザインを追求し、環境依存しない形式に変換するのであればなんの問題もありません。)

下記は一般的と言われるフォントの一例です。

セリフ体一般例:
Times New Roman

サンセリフ体一般例:
Arial
Verdana

下記に一般的なフォント例のサイトがありますのでご参考ください。
http://www.w3schools.com/cssref/css_websafe_fonts.asp

たかがフォント、されどフォントさまさまですね。

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IRケーススタディ:
読者が読みやすいIRサイトとは?

リリースの成功例 –PotashCorp-

以前「IRケーススタディ:会社にとって不利益な情報をどう発信するか!?」でPotashCorp社のリリースをご紹介させて頂きました。

本日は、PotashCorp社のリリースの成功の秘訣についてご紹介いたします。

ポイント1:
トップページの見え方

News ページをクリックして赤枠の部分をクリックした画面がこちら。
PotashCorp

該当ページはこちら

見出しと内容全体が確認できるテキストが表示されています。
読者ははじめのページでリリースの内容について理解することができます。
日本企業のリリースページは見出し+PDFの添付という例が多いですね。
もうワンクリックの手間が読者を逃していると思ってください。
ユーザビリティは読者にリリース内容を読んでもらうための大前提です。

また、ウェブ上に直接テキストを入力することで検索にもかかりやすくなりますので読者が知りたいキーワードを入力すれば確実にヒットしてくるのです。

ポイント2:
リリースの頻度

Potash社のリリースの頻度は週1~2回以上
かなりの頻度ですね。
リリースを頻繁に発信するメリットとして、会社情報を読者にダイレクトに発信することは勿論、SEO対策にもなります。

ポイント3:
マーケットデータをエクスポート、シェアできる

上記の赤枠のMonthly Market Date Update をクリック
もしくは右上の赤枠のDATA TOOLをクリック

PotashCorp2

PotashCorp4

該当ページはこちら

Monthly Markets Information – Date Tool で
データが業種別、年別でソートし、またcsvデータにエクスポートすることができます。
データを分析したい投資家にとってはとてもユーザビリティが高いですね。

ポイント4:
理想的なライティングとフォーマット

PotashCorp3

該当ページはこちら

これは前回と重複しますが、逆ピラミッドの法則、ハイライトの記載、様々なツールで読者に情報を発信している。
役員からのスピーチも動画で発信されています。

ざっと内容を知りたい読者、もっと熟読したい、様々な読者に対してユーザビリティの高いリリースといっていいでしょう。

貴社のリリースと比較していかがでしょうか?
ポイント1はすぐにでも実践できるポイントではないでしょうか。
有益な情報を盛り込んでいるIRサイトであったとしても、まずはそこに読者が辿り着かなければ意味がありませんね。
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訴求力を高める英文ライティング手法
–Plain English Part8-

英語の文章構造に忠実にライティングすることの重要性

過去のBlogでプレイン・イングリッシュにするライティングのコツの柱を

– 文章は短く(1センテンス20ワードが目安)
– 出来る限り専門用語は使用せず一般的な用語を使用すること

であることをお伝えして参りました。

本日は文章構造のコツについてお伝え致します。

学校英語で我々が初期に学習したSVOの文章構造を覚えていますか?
実はこれが英語をライティングする上でとても重要なポイントです。
英語のネイティブにとって自然な文章構造は我々日本人と違い「主語-動詞-目的語(SVO)」の順序です。
その間に余計な修飾語が入ることで、たとえネイティブであっても理解しづらい文章になってしまうのです。

下記はSVOが密接にライティングされていない文章をより密接にリライトした例文です。
(該当箇所は下線太字)

Before
Holders of the Class A and Class B-1 certificates will be entitled to receive on each Payment Date, to the extent monies are available therefor (but not more than the Class A Certificate Balance or Class B-1 Certificate Balance then outstanding), a distribution.

Beforeの文章では肝心な文章の目的語がなんとそんなところに…
読んでいる途中で文章の伝えたい骨子も曖昧になり、訴求力も失速してしまっています。

SVOを出来る限り、密接に関連させた文章にリライトした例はこちらです。

After
Class A and Class B-1 certificate holders will receive a distribution on each payment date if cash is available on those dates for their class.

文章の骨子が非常に理解しやすくなったと感じませんか?

本日はもう一つ、用語の使用方法のちょっとしたコツをご紹介します。

「respectively」の汎用は出来る限り避けてください。
なぜかは、こちらの例文を読んでいただければ歴然!

Before
The Senior Notes and the guarantee (the “Guarantee”) of the Senior Notes by Island Holdings will constitute unsecured senior obligations of the Issuer and Island Holdings, respectively.

最後の「respectively」まで読んだところで、文章をさかのぼって相互関係を確認されませんでしたか?
語数を切り詰めるために「respectively」を使用しましたが、結果として読み手の時間を節約するどころか、無駄にしてしまいましたね。

リライトした例はこちらです。

After
The senior notes are an unsecured senior obligation of the issuer, while the guarantee of the senior notes is an unsecured senior obligation of Island Holdings.

本Blogで繰り返し、「文章は出来る限り短いことが読みやすい英語」とお伝えしてまいりましたが、一番重要なプレイン・イングリッシュの目的は誰が読んでも理解しやすく、意図が明確に伝わること。ビジネス文書は特に、読み手の時間を無駄にしない、そんなライティングを目指したいですね。

iinettoは、本年も本Blogを通し、ネイティブの目線から、グローバルマーケットで勝てるコミュニケーション・ライティング手法を発信してまいります!

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IRツールのベスト・プラクティス - Part Ⅱ-
コーポレート・ガバナンス

推奨したいコーポレート・ガバナンスの見せ方をご紹介します!

日本企業のウェブサイトやアニュアルレポートでよく見るコーポレート・ガバナンスのイメージってどんなものでしょうか。

このような図をよく見かけます。

zu

そもそも、コーポレート・ガバナンスってなんなのか…

首脳部で決定された方策をいかに実行するかはマネジメント(運営)、その運営状況をいかに管理・監督するかは内部統制(内部管理・監督、Internal control)、さらに企業のシステムが健全に機能しているかを審査するのは監査(内部監査と外部監査に別れる)という。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9

上の図は確かに、その運営状況をいかに管理・監督するかは内部統制しているかを表しているのですが、ではその委員会が何のための委員会なのか?どんな役員で構成されているのか?この図では理解できません。

ではどんなコーポレート・ガバナンスの見せ方がベスト・プラクティスなのか? 本日、IR Global Ranking にもランクインしているいくつかの会社をモデルにご紹介させて頂きます。

ケース・スタディ1:
Life Technology社
この会社の素晴らしい点は、経営層および役員の顔とポジション、バックグラウントを非常に細かく開示している点です。また委員会の構成員もわかりやすく表示されています。

Managementページ

ManagementPage

https://ir.lifetechnologies.com/management.cfm

Board of Directorページ

Board_of_Director_page

https://ir.lifetechnologies.com/directors.cfm

Committee Compositionページ
一目で委員会の構成メンバーが解り、かつ氏名左をクリックすると各役員の詳細が閲覧できるようになっています。

Committee Composition1

Committee Composition2

https://ir.lifetechnologies.com/committees.cfm

ケース・スタディ2:
SHELL社です。

この会社の良いポイントは委員会の内容が明確に記載されていること。また、構成員が写真から一目で理解できる点です。

shell

http://www.shell.com/global/aboutshell/investor/corporate-governance/committees.html#textwithimage

他にもコーポレート・ガバナンスを読み手に効果的に伝える手法として

  • 社外取締役・社外監査役のQA
  • 会長と社長の対談
  • 社外取締役の役割を明確に記載する

なども挙げられます。

テンプレート化している日本企業のコーポレート・ガバナンスページ。
難しい文章で体制についてつらつら書いても、重要なことは読み手には伝わりませんし、それは読み手が求めている情報ではありません。

Life Technology社SHELL社のIRサイトはとても参考になります。
是非、他のコンテンツもご覧になってください!

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Plain English -Part 6- 日本語のライティングでも使えるPlain Englishのガイドライン

会議や打ち合わせで社内用語や業界用語、専門用語を乱用されて困った経験ありませんか?
お客様に伝わる言葉を選べていなかったら、それはマイナスイメージなコミュニケーション

Plain English(プレイン・イングリッシュ)をご存知ですか? -Part2-」でご説明させていただいたルールの一つに「専門的な用語は使用せず、一般的な用語を汎用する」というガイドラインがあります。そして、抽象概念ではなく、具体的な用語に置き換えていくことで更に読みやすい文章にすることが出来ます!

たとえば、金融業界を例にとってみます。

ミューチュアル、ファンド、クーポン債、外貨取引…。
抽象概念の用語の宝庫ですね。 Continue reading “Plain English -Part 6- 日本語のライティングでも使えるPlain Englishのガイドライン”